最近、登山に行かないかと誘われています。
諸事情があって断っているのですが、興味がないかというとそういうわけではありません。どちらかと言うと、興味がある方です。
そういうわけで本を読んでみました。
サバイバル登山入門です。
持っていくのは最小限。食材は、山で捕ります。
鹿や鳥や山菜や。
食べもので持っていくのは、米と調味料のみ。
格好いいです。
若い頃、椎名誠さんのスーパーエッセイが好きで、そこで書かれていた女子供(今の時代、こういうふうに書いていいのか分かりませんが)のキャアきゃーキャンプとは一線を画した、怪しい男だけのキャンプに憧れていたのです。
無骨ながらも、生き生きした生き様です。
このサバイバルキャンプは、それを越しています。
食べ物は基本森の中からです。
食べられるものは、なんでも食べます。
蛇もカエルも昆虫の幼虫も。
入門というだけあって、鹿やカエルや山鳥の捌き方が丁寧に書かれています。
動物を殺して食べるようにしていくわけで、それを写真付きで表現しているので、気持ち悪いかと言うと、不思議に全く気持ち悪いというのはなかったのです。
それは、この本が生き物に対し、尊重する気持ちで書かれているからかと思います。そして、食べることってこういうことだと、覚悟を持って書いているからだと思います。
まずは、登山。
それから、サバイバル登山。
やってみたいなあと思わける本です。