その独特の走りから、一度見ると忘れられない選手です。
世界選手権の選考会を兼ねた、名古屋ウィメンズマラソン。
久しぶりに日本選手で世界と戦えそうな選手が出てきました。
スズキ浜松ACに所属する、安藤友香さん。背番号は108番でした。背番号が大きい数字ということは招待選手ではありません。
一般参加の安藤さんが、このマラソン2連覇中でオリンピック銀メダルのキルワ選手とデッドヒートを展開します。しかも、記録がいい中での展開なので手に汗握ります。
36kmを超えたところから、キルワ選手が安藤選手に差をつけていきます。でも、そんなに差は広がりません。
初マラソン日本最高の記録はまだ維持しています。マラソンってこのあたりがきついと思ってましたが、安藤選手のスピードは落ちません。
そして、見事2位でフィニッシュします。
コーチが駆け寄り抱きしめた勢いで、1位のキルワ選手の手を踏みつけそうになって、ヒヤッとしましたが、咄嗟にキルワ選手が腕を上げて事なきをえました。
それにしても、そのフォームから早く感じないのですが、それがまたすごいです。
走り方は、
欽ちゃん走りとか
バタコ走りとか
乙女走り
忍者走りとか言われているようですが、本人にとっては、腕を振らない走り方が一番しっくり来るようです。
駅伝では強豪の豊川高校出身で、高校時代に優勝経験あり。
都道府県対抗駅伝大会でも、区間賞を獲得するなど、じつはすごい選手です。