百田尚樹さん著作の、カエルの楽園です。
アマガエルのソクラテスとロベルトは、安住の地を求めて彷徨います。たどり着くまで多くの仲間がなくなっていきます。
カエルの世界は、争いが絶えません。アマガエルは、その中で弱いのです。
やっとのことで、楽園、ナパージュにたどり着きます。
平和な国で、優しいツチガエルの国だと思っていたら、そこは、三戎と言う呪文が平和をもたらしているんだと、多くのカエルが思っている国でした。そして多くのカエルが何に対しても謝っている国でした。
ナパージュの国民は、どうしようもないことを昔やっていたんだと、先導するディブレイク。
だんだん読んでいるとイライラします。
この物語のモチーフは、東アジアにある島国です。
その島国の平和ボケをよく表しています。
憲法9場改正絶対反対と言っている人が読んでも、考えはきっと変わらないと思うので、ほんの少しだけでも違和感を持っている人は、ぜひ読んでほしいと思います。
この物語のことが、全て日本に当てはまるとしたら、すごく怖いことになっています。