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車の無い田舎生活は大変

このゴールデンウィークは、田舎に帰ってきた。
帰っていた時期はちょうど、大分の病院に70歳代の女性が運転している車が突入して18人のけが人が出たというニュースが繰り返されていた。アクセルを思い切り踏み込みすぎたようで、年配者による車の運転は、今後も注意が促されていくと思われる 。
うちの母親は、これまで車を運転してきたけど、事故のニュースが多くなったこともあり、今回の更新時期で免許を返上した。


それから、車のない生活になって行くわけだけど、これが結構大変である。
スーパーはおろかコンビニさえ近くに無いため、生活必需品を買うのが大変である。タクシー呼んで隣町まで買いに行くこともあるんだけど、往復で1万円近くかかってしまう。


バスが、無い。

車社会になった田舎はバスの採算が立たなくなり、本数がどんどん減っていった。テレビのバス旅番組で見るコミュニティバスが通っているみたいだけど、これはいったいどこに向かっているんだと言うぐらい、分からない。その上、通学用に作られた路線なようで、土日は運行がない。また朝に行きが一本あるきりでそれだけ。夕方には帰りが何本か。これでは、買い物とかには全く使えない。

 

 病院に行くのも一苦労である。多くの人が大変なようで、病院が何台か車を持って、患者さんを巡回して拾って病院に届けてるみたいである。これも一回の巡回で何人も乗せる必要があるので、病院に到着するのは結構時間がかかるみたい。結局は、タクシーを呼んで、それで病院に行くことになり、病院への交通費は1万円ぐらいかかってしまう。

 

多くの家が高齢化したこともあり、田畑での農作業ができなくなった。その結果、集落の中でも比較的若い人が、まとめて農業をするようになった。代わりに米とかを作るんだけど、その田畑の借り賃は、米2表だったりして、それってちょっと少なすぎないかと思うけど、他に農業のやり手がいないので、超買い手市場となっている。
良く言えば、農業が集約されていることであり、いつの間にか、少数の農家が多くの田畑を持つようになってきた。
農業に興味をもって移住すれば、それなりに収入がありそうで、そういう移住者も何人かいる。

 

食料品については朗報
以前、このブログでも書いた、移動販売車、とくし丸。
そのとくし丸と同じような移動販売車ができていた。

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夢市場、フレッシュ便という車で、大きさは軽トラックだけど、あのサイズによくあれだけのものを詰めるもんだなあと関心し てしまう。定期的に回ってくるみたいで、食料品については、一安心。

 

かえって田舎は運動不足に。
家が少なかったり、道に車が少ないことは、ちょっと怖かったりする。僕が、この静けさに慣れていないからだと思うけど、車が少ないからだと言って、そこを走ったりすることは躊躇いがちになる。人通りが少ないので、道には車道と歩道の区別がない。自分が車の運転していると仮定すると、こういう田舎の道に人が歩いているとは思いづらい。どっちかというと、びっくりしてしまいそうである。と言うことも考えて、車がたまに通る道を走るという発想が出てこない。
結果として、家に引きこもってテレビ見るか、車でどこかに行くってことになる。
東京では、毎日1万歩は歩いていたんだけど、田舎では、5000歩歩くのが精一杯だった。
運動不足を解消するには、農業をすることなんだなあと改めて思う。
が、既にその土地も貸していて、ビニールハウスなんてものができていたりするので、返してというのも言いづらい感じになっていた。