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ザウルスSL-C3000に無線LANカードGW-CF54Gのドライバーがインストールできない。

この週末、眠っていたザウルスSL-C3000とGW-CF54Gの設定で苦しみました。

もともと無線LANカードGW-CF54Gは、ザウルスでは使えなかったのでした。使えないのは分かっていたんですけど、当時アマゾンで安く売られていたので、ダメ元で買ってみたのでした。
買ってはみたものの、いろいろと設定をしようと試行錯誤を繰り返しましたが、やはりどうにもならなかったのでした。
そして、時を同じくして、僕はスケジュールとかをPDAで管理していくのを止めて携帯に移行していったのでした。
そう言うことがあり、ザウルスも無線LANカードも押し入れの中で眠る状態になったのでした。

そんな時、偶然、この無線LANカードGW-CF54GをザウルスSL-C3000で使えるドライバーが開発されていたことを知ったのでした。

ついに zaurus で WPA/WPA2 接続!!


それが先々週。

いつもなら、すぐにでも設定をするのですが、他に用事がありどうしても時間が取れなかったのでした。

そして、この土曜に至ったわけです。
  

週の後半から体調を壊してしまい、休みは家でゆっくりしようと言うことになりちょうど時間が取れたので、昼過ぎから設定を始めました。

あっという間に終わると思っていたら、何とザウルスにドライバーのインストールができないのでした。

ザウルス自体、あまりに久しぶりだったのでスイッチがどこにあるかも忘れている状態で、アプリケーションも何があったかも忘れていて、そんなことなので、当然新しいソフトのインストールをどうするかなんてすっかり忘却も彼方なのでした。


本棚にあったマニュアルを引っ張り出し読んでみましたが、ソフトのインストールなんて1ページぐらいにさりげなく書かれているのみでした。
そこには、当然のようにインストールできない場合は、どういう理由があってなんて書かれていないのです。
インストールできないなんてことはありえないのですね、きっと。

そのありえないことが起こったのでした。

マニュアルに書かれていないことが分かった僕は、しょうがないので、ネットの世界をググってみました。

それでも、自分がほしい情報なないのです。

誰か一人ぐらいそんな人がいてもいいと思うのですが、ないのですね。

僕のザウルスが特殊なことになっているかもも思い、それならと、初期状態に戻すことにしました。


ところが、それも良く分からない。

探してみたら、マニュアルの最後方に、

データのチェックをする/完全フォーマットをする

と言う項目があったので、これだろうと思いやってみました。

まず、
(1)電源切って
(2)ACアダプターを接続(僕は、もともとこれはつないでいたのでそのままでしたが)
(3)本体裏側の電池交換スイッチを『解除』にして電池ふたを外す。
(4)電池は抜かずに、
(5)リセットボタンをペンで押す
(6)電池蓋を取り付け、電池交換スイッチを『ロック』にする。
(7)充電ランプが付いている(点滅ではない)ことを確認して、OKボタンを押しながら、『電源』ボタンを押す。

すると、メンテナンスメニューが表示されるので、

(8)完全消去(フォーマット)を選択
(9)「通常」を選ぶ。

間違っても、「廃棄」は選ばない。

(10)「通常」を選択すると、買った時の状態に戻ります。


さて、こんなことまでした僕のザウルスですが、無線LANのドライバーはやっぱりインストールできませんでした。

じゃあ、他のソフトもインストールできないのかと思い、Tree!Explolerをインストールしてみました。
http://www.tree-explorer.com/zausl/teqt.php
まずは、ザウルスで直接ダウンロードする版。。。インストールできない。

それならと、readme.txtが付いているものをダウンロードしてみました。

これは、どうなるのか?もうダメだろうと思いながらも、インストール。

何と、普通にできるではありませんか?

この直接ダウンロード版と、説明付きなものを比べてみたのですが、ソフトウェア自体のタイムスタンプも同じなので、きっと中身は同じモノ。じゃあどうしてできないのか?とまた悩んでしまいました。

そして、ファイルサイズを見てみました。

直接ダウンロードしたものは、拡張子が「.gz」だったのでした。gzファイルと言うのは今まで見たことがなかったので、調べたらlzhとかzipとかを同じ圧縮ファイルと言うことでした。
今まで見たことないけど、ザウルスとかのLinuxの世界では普通だと思い、何の疑いもなく解凍して、「ipk」ファイルにしてインストールしていたのでした。

ところが、どうも変なのですね。圧縮しているはずの「gz」とそれを解凍した「ipk」のサイズがほとんど変わらないのです。

もしかしたら、ダウンロード時に勝手に拡張子を付けているのではないかと思い、この「gz」を外してみました。

そして、無理くり拡張子を変更したファイルをザウルスに移動したしたところ、何とインストールできるようになっているのではありませんか。

今までの数時間がなんだったのかというぐらい、それからは順調に設定をし無線LAN環境でWebサイトを見ることができるようになったのでした。

zaurusu=20090906_1.jpg


拡張子が、勝手に変わるというのは、昔なんかで経験したことがあったともいますが、すっかりそんなことは忘れていました。


まあ、いろいろなことに時間をかけてしましましたが、とりあえずは無線でネットにつながるようになったのでした。

マックとか外の無線LANスポットで試してみようと思います。


cf8385-c1000_090319_arm.ipk (SL-C1000/3x00 用 ipk パッケージ:ドライバーです )
wpa-supplicant_0.5.7-090507_arm.ipk(既存の接続設定を WPA 用に変更するツール)
wificonnect_0.0.2_arm.ipk (無線LANのアクセスポイントを探索するアプリ)

ダウンロードはこちらから。