チイサイショクって、たまにメールで書いているじゃん。
少食のこと?まるで僕だね。
違う違う、その食じゃなくて、そもそも少って小さいじゃないし。しかもあんたは少食でないし。
小色
また、そりゃ変な漢字持ってきたね。それじゃあ、意味が分からないし、未だかつてメールでその小色って来たことないよ。
じゃあ、これ?小職。
そうそう、その小職。
メールの最期にさあ、小職まで連絡ください、なんてこと書く人がたまにいるけど、そもそも読み方が分からないんだよね。
読み方か・・・
ちょっと調べたら、「こじょく」ってあったんだよ。それでみんなに「こじょく」って教えておいた。友達なんて、私、「しょうしょく」かと思っていたんだよねとか言うんだよ。
それ、「しょうしょく」が正しいんじゃないの。僕そう読んでたけど。
いや、そんな簡単な読みはないでしょう。そんな「しょうしょく」なんて、小学生でも読めそうな読み方は。
不安になったので調べてみる。
三省堂 大辞林より
こじょく 【小職/小▽童】(名)
(1)娼家で雑用をする少女。禿(かむろ)。
「奴の―、だれとかからかひながら駆けきたり/人情本・辰巳園(初)」
(2)子供をののしって呼ぶ語。
「ここな―めを知つたか/浄瑠璃・孕常盤」
取るに足らないさま。わずかなさま。
「―なる金銀に目を懸け/仮名草子・浮世物語」
しょうしょく【小職】(名)
低い官職。
一人称。官職についている人が自分をへりくだっていう語。
「―の責任において実施する」
小職は、「こじょく」と「しょうしょく」の両方の読み方があるけど、読み方によって意味が違うみたいですね。
会社なんかで使う時は、「しょうしょく」が正解です。
こちらに詳しく書かれています。
「小職」はへりくだって言うほどの「職位」に就いていることが前提ですから、職位なしや、あるいは社長とかが使うのはそぐわないですね。
通常自分自身を指すには「小生」が謙譲の意を表すといわれていますが、実際の文書で使用されると、「どっから丸写ししてきたんだ」と思われてしまいます。読むほうにも違和感を感じさせないのは「私(わたくし)」でよいと思います。
ただ、文書で使う場合に利用するシーンで微妙に違ってきたりします。
例) 自分が異動・退職した など変化を伝える場合
「さて私こと、このたび○○を拝命いたしまして・・・」
これは、「私儀」とかかれる場合もあります。この時には「儀」の字を小さく書きます。
http://okwave.jp/qa/q93454.html
こういうことを調べていったら、日本語の一人称のまとめみたいなページがWikipediaにありました。
一人称代名詞
普通
私(わたし)、 私(わたくし)、 僕(ぼく)、 自分(じぶん)
親しい場合
俺(おれ)、 儂(もしくは「私」、わし)、 あたし、 あたい、わい、わて、あて、 わだす、うち、己等(おいら)、おら、おい、おいどん、うら、わ、わー、ワン、ワー、ぼくちゃん、ぼくちん、おれっち、おりゃあ、ぼかぁ、わたしゃ、あたしゃ、わしゃあ、おらぁ、自分の名前(いわゆる、○○ちゃんはさあ、と自分の名前を言うこと)、親族呼称(父さん、母さんとかの呼び方)、ミー、ウリ
ビジネス文書
小職(しょうしょく)、当方(とうほう)
職業
先生、本官、本職、編集子、筆者、愚僧(ぐそう)、拙僧
趣味
当局(とうきょく)、こちら
古風
我輩、吾輩、我が輩、吾が輩(わがはい)、某(それがし)、朕(チン)、麻呂・麿(まろ)、我・吾(われ・わ)、余・予(ヨ)、小生(しょうせい)、吾人(ごじん)、愚生(ぐせい)、あっし、あちき、わっち、妾(わらわ)、拙者(せっしゃ)、身ども(みども)、僕(やつがれ)、手前(てまえ)、此方(こなた)、此方人等(こちとら)、私め(わたしめ)(わたくしめ)
傲慢
俺様(おれさま)、あたくし
いやあ、一人称の数はすごい多いですね。中にはほとんと使わないだろうなあと言うのもありますが、本とかテレビとかを含めたら、見たことはある言葉も多いです。
英語だと、これみんな「I」になるんでしたっけ?
[関連ページ]
雨がつく漢字のl由来
零(ゼロ)ってすごい。