確か昨日の朝日新聞の1面に、検索エンジンで提携したYahooとGoogel。その結果、Googleのキーワード検索のキーワード単価が上がっていると言う記事。
Googleは、その事に対して否定。
では、ほんとのところはどうなのか。
キーワード検索の世界では、オーバチュアとアドセンスが二大勢力で、これはヤフーとグーグルが行っているもの。この二つが言わば合併したようなものだから、競争原理が働かなくなって、値段が上がるというもの。独占禁止法で言えば、市場を独占するような巨大な勢力が出来上がったので、それが価格を勝手に決めて値段が上がってくるというもの。
僕の考えでは、こと検索サイトのキーワード検索におけるキーワード単価には、そういうことは無理だと思う。
そもそもが、アドセンスにおけるキーワードの単価は基本が入札なので、価格自体を決めるアクターは、購入者だということ。つまり売り手に価格の決定権はない。
自分がほしいと思うキーワードの単価が、高ければ買わなければそれで終り。
そもそもが、このキーワードを購入するという行為では、クリックのみで支払いが発生するため、その費用対効果を深く考え、払える中で最大の効果を生むキーワードを必死に見つけにいくのが重要なことである。そして、それを行うから楽しい広告手段とも言える。つまり、単価が高いものはそもそも購入しない。もしくは買ったとしても、掲載順位が低いもので納得する。
ということまで考えていくと、グーグルが自ら価格を釣り上げていくなんて、考えづらいと思うのだけど。