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温帯低気圧って何?

今月の台風もいつの間にか温帯低気圧に変わってどっかへ行ってしまいました。

たまに、出てくるこの温帯低気圧。普通の低気圧と何が違うのか分かりません。

で、気象庁のWebサイトを見てみました。

ここを読むとありました。

温帯低気圧
中緯度や高緯度に発生する水平スケール数1000km程度の低気圧で、前線を伴うことが多い。
通常は単に「低気圧」とするが、台風が温帯低気圧に変わったときなど、その変化を強調する場合に用いる。

水平スケール数1000kmって言うのがよくわかりませんが、普通の低気圧より少し大きめということでしょうか。

もう少し詳しい説明がありました。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/whitep/1-1-3.html

温帯低気圧は中緯度で発生し、西風にのって西から東に移動する。その 水平規模は3〜5千km程度であり、発生から消滅までの寿命は数日間である 。温帯低気圧は、地表面における寒気と暖気の境目である前線と、前線に 沿う悪天域を伴っており、日本のような中緯度地域での天気予報の重要な 対象である。温帯低気圧を発達させ維持するエネルギーの源 は、太陽エネルギーによって生じる低緯度と高緯度との気温差である。


ちなみに台風は、
熱帯低気圧は低緯度で発生し、その水平規模は数百〜千km程度、寿命 は1週間程度である。台風とは、北西太平洋に現われた熱帯低気圧のうち、 最大風速がおよそ毎秒17m(34ノット)以上のものと定義される。
 熱帯海洋上では、太陽エネルギーが海面を温め大量の水蒸気を発生 させ、積乱雲が発生しやすい状態になっている。積乱雲の内部では、水蒸 気が凝結して降水となるときに多量の熱エネルギーが放出される。この積 乱雲がまとまりをもった大規模な集団として組織化されることにより、熱 帯低気圧が発生する。このため、熱帯低気圧は、海面水温が26〜27°C以 上で、かつ下層の大規模な気流が集まる地域でよく発生する。西太平洋に は海面水温の高い海域が拡がっており、熱帯低気圧の発生頻度が高い。


温帯低気圧の寿命は数日間ということで、そりゃあいつの間にかなくなりますね。


気圧に関する用語とか見ると、結構知らない言葉があります。気象予報士の試験が以前話題になったことがありましたが、天気のことなんて大したことないとか思ってましたが、なかなか奥が深いなあと思ったのでした。