メジャーリーグ、ワールドシリーズ第3戦。
4対4の9回裏にクローザー上原が登場します。日本ならこういう起用ってあんまりないのではないかと思います。レッドソックスは表の攻撃なので、裏を抑えてもその次の回に点を取る必要があり、その裏を抑える投手が必要だからです。だから、こういう場合、クローザーの投入はしないのではないかと思います。
ところが、躊躇することなく上原が投げることになります。
2ベースヒットを打たれ2.3塁。
ここで、バッターは2塁ゴロ。セカンドは倒れながらボールを取りホームへ。
ホームアウト。
キャッチャーはサードへボールを投げますが、それてランナーにあたりボールを後ろを転々と。
ボールを取ろうとして倒れた三塁手を飛び越えようとしたランナーの足がぶつかりよろけます。
よろけながらホームへ突入。
ボールもキャッチャーのもとに。
タイミングはアウト。
と思ったら、走塁妨害で点が入り、サヨナラ負け。
あれが走塁妨害になるんですね。
意図的ではなくて走者があたってきたようにも見えて、普通、ランナーそこで止まるだろうと思いました。
ホームに走らなかったら、あの場面、どうなったんでしょう。
それでも、走塁妨害になったのでしょうか。
よくわからない判定でした。
走塁妨害
野手は、「ボールを持って走者をアウトにしようとする」ときや「打球や送球を処理する」ときを除いて、走者のために走路を譲らなければならない。走路を譲らなかったために走塁を妨げると、走塁妨害となる。ここで「打球や送球を処理する」とは、打球や送球が野手に向かってきていて、これを捕球しようとするための動作、もしくはボールをつかんで送球し終わるまでの動作をいう。したがって、例えば、内野ゴロに野手が飛びついたが結局捕ることができず、そのまま横たわっている状態で走者の走塁を遅れさせた場合には走塁妨害となる。
野手が打球を処理しているときは野手の守備が優先であり、走者が野手を避けなければならない。このような場合に野手と走者が接触したときは、故意と偶然とに関わらず、原則として走者の守備妨害となる。
ボールを後ろへ逸らした後の行為なので、走塁妨害になるんですね、あのプレーは。