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距離で勝ってジャッジに負けたスキージャンプ、葛西紀明選手。でも銀メダル。

ウィンタースポーツの中で、ジャンプの入った競技は、日本が一時強すぎてルールが度々変更。その度に日本選手に不利なルールとなり、暗黒の時代が続きます。

ジャンプと距離を行うノルディックスキー複合は、日本が得意なジャンプのポイントがどんどん低くなり、その得点による時間差が少なくなっていきました。

露骨な距離重視により、ジャンプでの貯金がほとんど意味を持たなくなりました。

全く勝てなくなりました。

そして、今回のソチ・オリンピック。

渡部暁斗選手が、見事に銀メダルを獲得したのでした。

長野オリンピック以来16年ぶりのメダルです。日本複合が復活するまで16年もかかりました。

 

そして、ジャンプ。

ジャンプも日本人に不利なルール変更に見舞われました。

最たるものが、身長に制限された板のサイズです。ジャンプは、空気抵抗をいかに作って遠くに飛ぶかにかかります。

板が長いほど、その空気抵抗は大きくなるわけで、身長の低い日本人を狙ったルール変更と当時言われていまいた。

これを書きながら思いましたが、女子で今季ワールドカップ10勝している高梨沙羅は、身長152cmしかありません。この身長で10勝しているなんて凄すぎるとしか言えません。一身に期待を浴びたソチ・オリンピックでは4位でしたが、4位でも立派なものです。

ラージヒル決勝。

葛西とストッフの争いになりました。

葛西は、2本合計277.4点(1本目:139.0メートル、133.5メートル)。

カミル・ストッフ(ポーランド)は、2本合計278.7点(139.0メートル、132.5メートル)。

わずか1.3点差。

距離では勝ってたのですが、ジャッジに負けてしまいました。

特に2本目は、葛西の方が飛型点上に行ってると思ったのですが。

 

でも、見事な銀メダルです。

他の日本人選手も全て2回めを飛ぶことができました。

団体でも十分メダルを狙うところまで来ていると思います。

 

ぜひ、頑張って金メダルとってほしいですね。