こんなに日本中がラグビーラグビーというのを見たのは初めてです。
その昔、大学ラグビーが国立競技場を満員にし、選手にアイドル的人気の出た時代もありましたが、ここまでのうねりはありませんでした。
それほどまでに、南アフリカ共和国に勝利した日本代表は、いわば事件でした。
それから、毎日毎日といろいろな角度から、(かなりミーハー的に)記事にニュースにバラエティになっています。
ワールドカップの予選を突破するには、あと3試合。
今日、9月23日のスコットランド戦。
10月3日のサモア戦。
10月11日のアメリカ戦を戦い、グループリーグの2位までに入らなければいけません。
南アフリカ共和国に勝ったことにより、相手国は日本をもっと研究してくると思います。
南アフリカは、最初、日本を格下と見て、ペナルティゴールが狙えるところも、トライを取りにいきました。
日本が、超人的な防御でトライを防ぎ、相手のミスを誘いだしたことから、緊迫した好試合になっていきました。
次のスコットランドも強敵です。
現在の世界ランクでは、日本が逆転し上位になっていますが、これまでの戦績を見ると、圧倒的に日本が負けています。
100点取られたこともあります。
多くの人が書いているように、南アフリカとの試合のようにミスを少なくし、それでも積極的に展開し、五郎丸のキックで得点を重ねていくしかないかと思います。
せっかく金星上げたのですから、ベスト8にはぜひなってほしいと思います。
今回の奇跡で思い出されるのが、サッカーのオリンピック予選リーグでブラジルを1対0で破ったマイアミの奇跡です。
この時は、初戦に優勝候補に勝ったにも関わらず、予選リーグ敗退してしまいました。
あのサッカーの試合は、圧倒的に押されている中、日本のGK(確か川口だったと思うけど)のスーパーファインセーブがあり、唯一と言っていい、得点できるところで1点もぎ取って勝った試合でした。
それに比べると、今回ラグビー日本代表は、押されているシーンも多いのですが、ほぼ互角に戦っています。
そして、何より全くひるんでいません。
その点からも、何かやってくれそうな予感もありますが、次戦のスコットランド戦が非常に重要になることに変わりはありません。
さて、このワールドカップが終わった後、日本のラグビー人気はどうなっているんでしょう。
僕としては、ぜひ、トップリーグの人気が上がったらいいなあと思います。
日本代表の選手もいるのですが、戦った南アフリカ共和国の選手も何人か日本のトップリーグにいます。
トップリーグの試合が満員になるような状況が、次の日本で行われるワールドカップまで続いていったら、ラグビー人気も本物になるなあと思います。