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真田丸は、オープニング曲がエンディングに。忠義の志士、真田幸村

真田丸。

このドラマは、NHK大河では最近では全くないオープニングになっています。前回の振り返りとかナレーションが全くなく、いきなりオープニング曲が始まります。これが、格好いいのです。そした、脚本家、三谷幸喜の自信と気概が感じられます。

 

ところが、今日の回は、いきなりナレーションから始まりました。そして、本編が始まります。そのうちにオープニング曲が始まるかと思っていました。でも、全くかかる気配がありません。そのうち、僕は実は曲はかかっていてそれを見逃したんじゃないかと思い始めます。物語は進み、真田信義や後藤又米とかの戦い方が、大蔵卿とか織田有楽斎とかの黒い陰謀でつぶされてイライラします。せっかく築いていた真田の出城も途中でつぶされそうになります。

そんな時でも豊臣を守っていくと言う真田。ここに、豊臣秀頼が現れます。築城を許します。

そして、とうとう真田の城が築かれます。名前は、

真田丸

 

ここで、オープニング曲が始まります。そうです、ここまで曲はかかっていませんでした。それどころか、エンディング曲になったのでした。絶妙なタイミングで。真田丸がとうとう開始されたのでした。ここから、大坂夏の陣まで疾風怒濤の展開になります、たぶん。

 

真田丸を毎週見ていて思うのは、真田信義の献身的な豊臣家への忠臣です。

忠義の武士と言えば、真っ先に思い出すのが、楠木正成です。天皇に尽くし準じていきます。

楠木正成が死ぬまで尽くしたのが後醍醐天皇です。真田信繁は豊臣家、秀吉と秀頼です。

ともに、なんでそこまで尽くさなければいけないのかと思ってしまいます。でも、これが美しいと思うのです。どんなことがあっても、守ると決めた人は命がけで守る。それが、負けると分かっていてもです。


 

さて、真田丸は放送あとひと月少しです。

忠義の男の美学を見たいと思うし、三谷さんは、もっとひねった展開をする気もします。

 

どちらにしても楽しみです。