Bookrock

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ハイカラな街、神戸

ブラタモリ

2週連続で神戸でした。

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神戸はハイカラな街です。

ハイカラの語源はハイカラーです。襟の高い服をハイカラーと言って、おしゃれの意味があったようです。

神戸で有名なのは、洋菓子や洋食、ジャズです。

なんで、異国情緒が多いかというと、江戸末期に外国へ開港した港の一つということもありますが、神戸の地形と開港した時期が大きな理由でした。

 

神戸には、北野地区に異人街があります。風見鶏の館とかがあるところです。ここは、昔、棚田や段々畑のあったところです。そこに洋館が建っていきます。通常、開港した都市には、外国人専用の外国人居住地ができます。日本人と衝突しないようにするためです。

日本人と外国人が同じ場所に住むところを、雑居地と呼びます。神戸は、雑居地がとても広いのです。その理由は、開港が決まってから実際に開港するまでの期間が短くて、専用の居住地を用意できなかったこと。神戸が、北の六甲山と東西の川による境界線がしっかりあったため、雑居地を作っても大丈夫だったことがあります。

この雑居により西洋文明が定着していくことになります。

そして、洋菓子が発達します。

 

神戸と兵庫。それまでは、天井川である湊川で遮られていました。明治も時代が進むとこの湊川が邪魔になります。そこで、湊川をもっと西に迂回させて新湊川を作りました。工業が進んていた兵庫と商業が進んでいた神戸の境がなくなることで、ますます神戸は発展します。

神戸と兵庫の境界線にできた新しい街が、新開地です。

新開地は、娯楽の街として発展します。

東の浅草、西の新開地と言われた時代もありました。

 

神戸がハイカラになった理由の分かった回でした。