ボクは、こういう話が大好きです。
最近読んだ本の中で一番面白い本です。
偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1)) 武田 邦彦 幻冬舎 2008-05 売り上げランキング : 32 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
この本の見出しを並べます。
レジ袋を使わない⇒ただのエゴ
割り箸を使わずマイ箸を持つ⇒ただのエゴ
ペットボトルより水道水を飲む⇒悩ましい
ハウス野菜、養殖魚は買わない⇒ただのエゴ
石油をやめバイオエタノールに⇒ただのエゴ
温暖化はCO2削減努力で防げる⇒防げない
冷房28℃の設定で温暖化防止⇒意味なし
温暖化で世界は水浸しになる⇒ならない
ペットボトルのリサイクル⇒よくない
などなどです。
この見出しを見るだけで楽しくはありませんか?
このほかにも
ダイオキシンは有害だ⇒危なくない
狂牛病は恐ろしい⇒危なくない
生ゴミを堆肥にする⇒危ない
古紙のリサイクル⇒よくない
古紙のリサイクルなんて、今年の初めにリサイクル率を偽っていたと言う大手製紙業者がいっぱいカミングアウトしました。
リサイクル用紙と言うのは、昔から金がかかると言われていたのに、いつに間にか環境に優しいと勘違いされるようになったのでした。
誰が、そんな嘘を広めていたんでしょうね?
と言うことも、この本を読めば分かってきます。
今の時代。
環境に優しいといっている会社は、まず疑ってみることですね。
そして、ずっと前エントリーしましたが、クールビズとかで環境問題を語るなら、テレビ局の人は暑苦しい上着とネクタイをさっさとやめて下さい。
で、そんなこと関係ない、冷房で冷やすことに何も問題ないから、こういうきっちりとネクタイ締めて仕事できるというなら、それをはっきり宣言してもらいたいものです。
と言うこともいろいろと考えさえてもらえる書物です。
ぜひ買って読んでください。
【関連ページ】
ねえ、消費を減らさないで「エコ」ってできるの?〜『偽善エコロジー』
『偽善エコロジー—「環境生活」が地球を破壊する』(武田邦彦)……先生まだまだ頑張っている!
偽善エコロジー(1)
『偽善エコロジー』 〜 エコからエゴへ!? 〜
『偽善エコロジー』