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書評、歌え!多摩川高校合唱部。は表参道高校合唱部を見て感動したら読め!

合唱部です。

 
このブログの文脈からは、表参道高校合唱部からしかありません。
 
確かに、そのドラマを見てこの小説の事を知りました。
 
で、読んだわけけですが、この小説は、⚪︎です。
 
合唱ってよく知らなかったのですが、実は体育会だと分かります。
 
声を出すということが大変なんだなあと分かります。
腹筋や背筋を鍛えるシーンも書かれていますが、かなり大変です。
僕なら間違えなくできません。
でも、それが大事だと分かります。

合唱にはパートがあります。

ソプラノとかテナーとかバスとかですが、何となく分かります。
 

表参道高校合唱部を見ていたので何となくは分かったのでした。

 
この、小説は、多摩川高校に新入生が入ったところから始まります。
歴史のある多摩川高校合唱部は、部員の不足に悩みます。
特に男子生徒がいません。
 
そこに入ってくるのは、中学生の頃から多摩川高校で合唱をやりたかった子と、陸上部にいた子と、とにかく話す事が好きな子とかです。
 
ある意味、不純な気持ちで入った子もいます。
 
そういうことが、軋轢を生みますが、合宿をしたり、辛くて泣いたりしながらまとまっていきます。
 
 
目標は、神奈川大会の入賞と全国大会出場です。
 
合唱には素人も集まった中、頑張っていきます。
 
部のOGが作った課題曲。
 
その意味を感じながら歌います。
 
ここらあたりは、表参道高校合唱部と同じです。
歌はその意味が分かって初めて一体化します。
 
こう書いていくと、平安の昔から歌が意味することは同じかもしれません。
歌に魂が宿るわけです。
 
この小説は実際にあった多摩高校の話をモチーフにして書かれています。
舞台は、多摩川高校になっています。
唯一本名が出るのが、「あしたはどこから」を作詞した平峯千晶さんです。
 
表参道高校合唱部を見て、合唱の面白さを知った人に、ぜひ読んでほしい本です。
 
作者は、本田有明さんです。
 
前にも書きましたが、表参道高校合唱部の顧問は、鈴木有明先生です。
 

 

歌え!  多摩川高校合唱部

歌え! 多摩川高校合唱部