NHKBSで1月13日に放送されたドラマです。
大分発プレミアムドラマ「今日も地獄でお待ちしています」
温泉を地獄と言うのは、実はこのドラマを見て初めて知りました。
別府には地獄めぐりと言うのがあって、僕は小さい頃に行った記憶があるのですが、そこには海地獄とか血の池地獄とかいろいろな地獄と呼ばれる池があります。
池!?と僕は、思っていたのですが、それが池のことを言うのかどうかは分かりません。
ドラマ「今日も地獄でお待ちしています」は、別府の鉄輪温泉にある貸間旅館が舞台になります。
鉄輪温泉
かんなわおんせん
と読みます。
おそらく、絶対に読めません。
大分の地名で他に読めないなと言うのは、これがあります。
あじむ
と読みます。
日出
ひじ
これは、結構簡単です。
耶馬溪
やばけい
です。
鉄輪温泉の貸間旅館を舞台にした。。。。
貸間旅館
貸間旅館というのも実は知りませんでした。
鉄輪温泉にある双葉荘のサイトに意味が書かれていました。
私ども双葉荘は湯治(休養、保養、療養)の自炊の宿です。
お部屋は四畳半から六畳二間続きの部屋大小20室です。
一階の5室は昔ながらの天井の高い造りで台所が付いています。
二階は共同の炊事場が有り、ナベ、カマ、お茶碗類の炊事道具、お布団をお貸しします。
料金は、一泊3,500円(税別、お正月・連休日は割り増し)
最低着替え、洗面具が有れば、後は近所にスーパー、コンビニが有ります。
基本的に滞在中の部屋の中はお客様の物です。部屋の中は一切お世話をいたしません。
セルフサービスで気儘に暮らせ、起きる時間、寝る時間、布団を敷きっ放しにしょうと自由です。常識、エチケットとしての範囲を守って下さればこんな気楽な暮らしは有りません。
こういうルールのある旅館って言うのを今まで知りませんでした。
ドラマの中では、地獄蒸し=地獄釜で調理される料理のこと=で宿泊している人が料理を作ったり、部屋で酒盛りをしたりというシーンが出てきますが、それは、この貸間旅館とものの上に成り立つものでした。
さて、ドラマに戻ります。
湯治場の雰囲気が残る別府市鉄輪
かんなわ
。ここには、「貸間旅館」という自炊の素泊まり宿が点在している。
貸間旅館・清和荘の一人娘・藤原ひかる(徳永えり)。母で女将の綾子(銀粉蝶)が倒れたことをきっかけに、跡を継ぐべく東京から戻ってきた。
しかし、母は告げる。「貸間は私の代でおしまいにするで」と。
行く先の見えない清和荘には常連夫婦、若いカップル、引きこもりの学生と、ここでしか出会わないような客が滞在中。
そこへひとりで現れた、老人客・三郎(松方弘樹)。「こんなボロ宿、どこがいいんだ」。憎まれ口をたたきながらも泊まり続ける。
三郎に振り回されるひかる。"地獄"の町に、自分の居場所はないのか…。そんな思いを抱いていたとき、黒服の男たちが清和荘に踏み込んできた・・・。
大分弁(テレビ用にすこし変になってますが)の中でドラマは進み、とてもほんのりとした感じになっています。
そして、思わず涙がでる終盤になります。
こういうドラマを夜ゆっくり見るというのは、いいなあと思います。
徳永えりさん、好演でした。