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プロレスを抗争面から考える

久しぶりに新日本プロレス見ていたら、柴田勝頼VS後藤洋央紀の高校生同級生対決をやっていた。

柴田勝頼で思い出したが、最近の芸能界で、昔の天皇の名前を自分の子供の名前に付けた人がいて話題になっていた。天皇の名前を使うなんて、昔なら不敬罪ですね。
そうではなくても、付けた名前が、なんと崇峻天皇の崇峻。
崇峻天皇は、歴史上日本の3大怨霊の一人。
昨年の大河ドラマにも出ていたけど、天皇の統治を終わらせて武士の世の中にしたのは、崇峻天皇の祟だとも言われている。
ちなみに3大怨霊とは、菅原道真平将門崇峻天皇

なんで、唐突に崇峻天皇のことを書こうかと思ったかと言うと、この試合の選手が柴田勝頼という名前だったから。柴田勝頼は織田信長の家来でトップ3に入る人で、後に豊臣秀吉に滅ぼされた人。

歴史感渦巻く、こんな名前の選手と戦ったのが、高校のレスリング部同級生の後藤洋央紀


プロレスは物語を作るのが好きです。
誰と誰の抗争とかがこれまで多く語られてきました。
 

その中では、アントニオ猪木タイガー・ジェット・シンの抗争が一番だったかなあと思います。
まだまだ、人気も出てなくて、外人のトップレスラーを呼べなかった当時の新日本プロレスは、自前で強力な外人レスターを育てるしかなかったのでした。その路線で、育ったのが、タイガー・ジェット・シンです。
サーベルを持った入場シーンとその後の血を見る展開、その中でも、技はちゃんとしているギャップ感。それらをうまく調理して人気ものに仕上げていったのでした。

彼の後は、スタン・ハンセンでした。

スタン・ハンセンは、存在自体が圧倒的でしたので、タイガー・ジェット・シンほどにストーリーを作らなくても、良かったかと思います。

新日本プロレスの外人レスラーとしては、次にハルク・ホーガンが上げられますが、その後は、外人レスラーの試合がつまらなくなり、日本人同士の戦いがメインになっていきます。

藤波辰爾VS長州力
その発展形である
新日正規軍VS新日維新軍

新日VSUWF

そして、全日本との合流戦。

今の、プロレスはそういう昔と比べたら、抗争と言うストーリーの面から見ると小粒になったのかもしれません。

一対一とか個の戦いとかに比重が大きく移ったような気もします。
 
まあ、でも久しぶりに見ると、プロレスはまだまだ面白いんですが。