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書評、神去なあなあ日常

この本は、林業男子を読んで知りました。

なんと映画にもなっていました。

 

神去なあなあ日常

かみさりなあなあにちじょう

と読みます。

 

神去

と言うネーミングからして既に神がかりです。

 

高校卒業とともに、いきなり横浜から神去村へと強制就職させられた、主人公、平野勇気。

神去村での仕事は林業です。

 

神去村に着いた、勇気。

迎えに来た、ヨキにいきなり携帯を取り上げられ電池を抜かれ捨てられます。

 

おお!

と言う出だしです。

ここでは携帯繋がらないので、そんなものもったってしょうがないと言われます。

それにしても、電池まで捨てなくてもと思いますが、そこには深い意味があります。

 

林業のことを何も知らない、勇気。

そこから、七転八倒な1年間が始まります。

 

たったの一年間ですが、あまりにも濃密です。

 

読んでいて、どこまでが本当でどこからがフィクションなのか分からないくなります。

むっちゃ、面白いです。

 

最初、林業の辛さのため、逃げてしまいたいという衝動に何度もつかれます。

 

村人の素朴な暖かさの中で、だんだんと村が好きになってきます。

 

ただ、その村に本当に溶け込むことは大変でした。

 

山って怖いです。

でも、山って神です。

 

日本には、昔から山に対する信仰があります。

 

その神の中で林業を営むとはどういうことかが分かります。

 

 

神去なあなあ日常 (徳間文庫)

神去なあなあ日常 (徳間文庫)

 
神去なあなあ夜話

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