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最近話題の安部知子

ことの発端は、このメルマガだったようです。

2007/1/19 カエルニュース第253号

★☆ 国民保護は地方自治から ☆★
  
 毎年、藤沢市・寒川町の消防出初め式に呼んでいただいており、今年はご挨拶もさせていただいた。
 もともと小児科医であった私には救急車と救急隊員の皆さんとはかつて一緒に仕事をした間柄である。とりわけまだ若かった30歳代前半は毎日のように患者さんの検査や転院に付き添って救急車に乗っていた。また夜間当直では、次々と搬入されてくる患者さんに付き添う救急隊員からあれこれ情報を得ることが多かった。救急隊員は皆誠実で、どんな時にも一生懸命に患者さんのためにやってくれている。その姿は頼もしくもあり、国民の生命を守ってくれていることを実感してきた。
(略)
 安倍晋三政権になってから「国を愛する」・国防の強化などの言葉が氾濫し、あたかも外敵から国民を守るために国家の力=軍隊が必要であるかのように宣伝されるが、実は「軍隊は国民を守らない」という事実は戦争を通して如実に示されてきた。軍隊はもちろんのこと警察も、戦闘のためあるいは犯罪に対しての対処を第一とするため、国民保護は二の次、三の次となる。
 阪神大震災は12年目を迎えたが、国民を災害から守ることを任務とされているはずの自衛隊が、国による命令を受けて救援に向ったのは、数日を経て後のことであった。日本の場合、自衛隊は軍隊ではないし、国土保安隊として出発し、防災のたねにも働くことを任務としてきた特別な生い立ちがあるのに、である。

 こうした経緯もあってか最近は「自衛隊による国民保護」が強調されている。しかし、安倍首相の下で海外派遣を本来任務とするような防衛庁の省昇格が行われ、「軍事組織化」が進む中では、本当の意味での国民保護からますます縁遠くなるのではないか。
(以下略)

この内容は、明らかに誤解であると言うことがいろんなところに投稿されています。

この中では、初代内閣安全保障室長である佐々淳行さんの書いたものが分かりやすいと思います。詳細はこちらを読んでもらいたいのですが、当時の村山内閣が全く機能していなかったことが書かれています。村山内閣と言えば社会党内閣であり、この阿部知子という人が入っている社会民主党の前身です。今、阿部知子と言う人は、社民党の政策審議会会長と言う重職を担っているわけですから、知らないではすまないということです。

阿部知子さんは、いろんな批判に対し、返答しています。
これが、内容です。

この返答に対してもいろいろな批判があがっています。

痛いニュース

僕は、ずっと思うのですが、自衛隊というのは間違いなく軍隊です。ですから一歩間違えるとクーデタとかの危ない状況を作る存在にもなりうると思っています。でも、それでも国家には軍隊は必要です。必要ですから先進国では、シベリアンコントロールをしっかりしています。
法的にしっかり担保することが絶対に必要です。
その上で、自衛隊が行っていることには拍手すべきであると思います。自分の命が危ないにもかかわらす国民を守る人たちです。その人たちを安易に批判することは避けるべきだと思います。

自分たちのこととして振り返って見てください。自分が一生懸命やっている仕事なり勉強なりに対し、後ろ指差されたりすると人間やる気をなくします。