今回の参議院選挙。
民主党の圧勝の原因が、地方切捨てに対するゆり戻しとか年金問題とか言われているが、僕にとっては、郵政民営化反対議員を復党させたことで自民党に嫌気がさしたことが一番大きな理由である。
ありゃあ、さすがにまずいでしょう。衆議院選挙圧勝の唯一無二の原因をあっさり覆すんだから、いい加減にしろという感じである。
これがあったために、その後に起こった年金問題とか赤城とか言う大臣の話がクローズアップされ、安倍さんの指導力が疑われた選挙であったと思う。
ただ、これだけでは、民主党が過半数をとることはなかった。
なんで過半数が取れたか。
その一番大きな理由が、3人以上当選する選挙区に複数の候補者を立てたことが理由である。
これは、さすが小沢一郎である。
こんなこと、分かっているけど、共倒れが怖くて、万年野党にはできない。
昔、土井旋風が吹き荒れた選挙。このとき多くの選挙区で圧倒的に1位当選は果たしたが、複数の候補者を擁立しなかったため、1人区で圧倒的に勝ったが、全国見ると、候補者が足りず過半数には達しなかった。
今回の参議院選挙。
このことがよく分かったのが、僕のいる埼玉選挙区。
民主党は二人擁立していたが、一人のほうは当選圏内に入ったと言うことが、新聞に出た。
すると、衆議院の議員は、もう一人の候補者のみの名前を言い、支持を訴えていた。
これは、おそらく民主党の本部から、そういう支持が出たんだろうなあと思う。
本部の意向というのは、党の代表の考えがいくものだろうから、そういう意味からも小沢一郎という人は、選挙うまいなあと思う。