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ディズニーランドに勝つには?

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香港海洋公園です。

入場者数が香港海洋公園492万人、香港ディズニーランドは400万人だそうです。香港ディズニーランドは、開業初年度は520万人だったそうで、この落ち込み方も凄いですね。

で、ここでマーケティングの話です。

STPマーケティング

定義:細分化した市場から顧客を選択してマーケティングのツールを組み合わせていくこと。

STPとは、SegmentationとTargetingとPositioningの頭文字を取ったもの。

Segmentation:市場をいくつかのセグメントに区分する
Targeting:市場セグメントの中から標的市場を選択する
Positioning:自社製品にとって最も望ましいポジショニングを創造するためのマーケティング・ミックスを構築する
 

 
この香港海洋公園のサイトを見ても、これだけではどこがどうなのか分かりません。乗り物とかは普通にありますが、目を引くのは、Oceanと言うカテゴリーで分けられたものでしょうか。

大きな水族館?とかいう感じのサメとかイルカとかクラゲとかが目を引きます。

あのディズニーが負けた。なぜ?

と言うエントリーを読んでみると分かるのですが、このクラゲこそが謎を解く鍵のようです。

ディズニーランドに打ち勝つため、徹底的に差別化したマーケティングをやったようで、顧客のターゲットは、ディズニーよりもっと低くし、孫とおじいちゃん・おばあちゃんでも来て遊べるようなアトラクションを作っていったようです。

しかも、入場料もディズニーランドの70%としたことにより、お客さんを呼び込んで、リピーターにしていったようです。

特別なことをしなくても、マーケティングの本道をやっていくことにより大きな効果を生むという実例ですね。

僕らは、どうも、ここのところを抜いてしまい、販促に走りがちになっています。

基本に立ち返りやってみる時期かも知れません。

STPの後は、4Pだそうですね。

プロダクト(商品・サービス)
プライス(価格)
プロモーション(コミュニケーション)
プレース(流通)

AIDMAとかAISASとかばっかり考えていましたけど、本道の勉強をしなくちゃですね。