今年の水泳界で世界新記録を連発しているイギリスのスピード社の水着。
この水着ですが、「レーザーレーサー」と言うものだそうです。
スピードを上げるためには、
(1)水の抵抗を減少させる
(2)水を吸収しない
と言うことが必要だそうですが、今日の報道ステーションでもやっていたように、水に浮くと言うことも必要だそうです。
この「レーザーレーサー」は、体を強く締め付け体の体積を減らすことで水の抵抗を減少
継ぎ目を超音波で溶着した「縫い目がない」素材を使用し水をほとんど吸収しないそうです。
水を吸収しないと言うのはどういうものかなかなか連想できませんね。
その上、NASAが研究したポリウレタン素材のパネルをファスナーなどに使用しているそうです。
ここまで来ると、これだけで勝てそうな気がします。
それで、このスピード社の水着ですが日本の選手はオリンピックでは着られないそうです。
それは、デサント、ミズノ、アシックスの3社とオフィシャル契約を結んでいるためです。
この点に疑問を呈したのが、東京SCの平井伯昌さんのブログです。勇気を持って問題提起を下と思われますが、今日時点で、
2008/4/25 17:56
削除 水泳
削除しておきます。
でも、選手を思ってのことですから。
と言うエントリーに変わっています。
東京SCの平井伯昌コーチと言えば、北島康介や中村礼子を指導しているコーチとして有名ですね。
これは、相当に勇気を持って指摘したと思います。
水着一つで、100メートルで0.5秒とか1秒も変わると言われていますから、トップアスリートにとっては非常に大きなことです。
オフィシャルパートナーと言うことで、多くのお金が協会に入っているのでしょうが、そもそも、オリンピックでできるだけ多くのメダルを取ることが協会一番の使命だと思っています。
契約を結んだメーカーが開発競争に大きく遅れると言うことに対して契約破棄条項とか持っていないのでしょうかね。
また、パートナー契約を締結した3社も日本選手がメダルが取れなかった場合、水着を犯人扱いされる可能性も高いと思われ、スピード社の水着に機能的に劣るものを着させたと言うことのなるとかえってイメージが下がると思うんですけどね。
ただし、パートナーを引くとすると開発する技術もないのかと、これもまたマイナス要素にとられかねないため、行くも引くも地獄みたいな状況かも知れませんが、勇気ある決断をしてもらいたいと思います。
オフィシャルパートナーの3社には。