「貼付」
と言う言葉を会社で使ったのはいいけど、この読み方が分からなかった。
元々はこの漢字を使ったところは、「添付」と書いていたわけですよ。
でも、「添付」と言う漢字は違うなあと思ったのでした。
なぜなら、もともとが、
「貼り付け」だったからですね。
そう、「はりつけ」です。
しかし、「はりつけ」じゃあ会社で使う用語としては適当ではない。
だから、「貼付」と短くしたわけです。
「貼付」
「テンプ」ですか・・・・
「テンプ」は慣用読みなんですね。
本当の読み方は、「チョウフ」です。
いやあ、「チョウフ」とは読めませんでした。
それでは、この慣用読みって何でしょう?
慣用読みというのは、本来の読み方とは違う嘘の読み方だけど、多くの人がその間違った読み方をしたせいで、その読み方としてもよくなったもの。下手したら本来の読み方をも駆逐したもの。
だそうです。
山茶花
これ何と読みますか?
「さざんか」
間違いです。
「さんざか」が正解です。
でも普通に「さざんか」と読みます。これが慣用句です。
その他で有名な慣用句は、
語彙 慣用読み 正式読み
詩歌 しいか しか
刺客 しかく せっかく
消耗 しょうもう しょうこう
早急 そうきゅう さっきゅう
兌換 だかん たいかん
独壇場 どくだんじょう どくせんじょう
必須 ひっす ひっしゅ
湧出 ゆうしゅつ ようしゅつ
輸入 ゆにゅう しゅにゅう
漏洩 ろうえい ろうせつ