日本を貶めた10人の売国政治家 (幻冬舎新書) 小林 よしのり by G-Tools |
この本を読んでいくと、”ふつふつ””どくどく”と怒りがこみ上げてきます。
その怒りは、ここに書かれた10人のイカレタ売国政治家ではなくて、まず自分に対してです。本の中で「愚民」と言う言葉が書かれています。
ああ、オレはまさしくその愚民だなあと思います。
政治に対してもっと真剣に考えないといけないなあと思います。
本当の政治家を見極める目を磨かないといけないなあと思います。
この中の10人。
河野洋平
村山富市
小泉純一郎
小沢一郎
中曽根康弘
野中広務
竹中平蔵
福田康夫
森喜朗
加藤紘一
1位は河野洋平です。
内閣総理大臣にならなかった自民党総裁が1位です。最近まで衆議院議長をやっていました。僕の中では、ハト派の自民党有力者、もしくは唯一総理になれなかった総裁と言うイメージでしかなかったのですが、彼が発した河野談話(いわゆる従軍慰安婦を確たる証拠もなく全世界に認めてみせた政治家として後代に語り継がれる談話)は、もうどうしようもなく売国奴ダントツです。
日本よりも中国のために動く政治家と言うやつです。
村山富市は、阪神淡路大震災の時に、全く機能不全に陥り多くの犠牲者を出した張本人です。これは、戦後自虐史観もしくは、うすらサヨクの最たる例です。
小泉純一郎は竹中平蔵とともに、今の日本の危機を招いた張本人です。日本よりアメリカのことを考えている政治家です。
などなどが書かれています。
どの政治家に対しても、激怒ですが、とりわけ森喜朗には怒りを通り越して笑いさえ出てきます。
僕は、この森喜朗は早稲田大学の早大雄弁会を卒業し、しかもラグビーもやっていたため、今や日本ラグビー協会の会長を務めているエライ人かと思っていたら、大学は親のコネを使いラグビーのスポーツ推薦で入ったそうです。その部もすぐやめたそうですが、彼の履歴からはそう言うところはすっぽりと抜け落ち、早大雄弁会だけがクローズアップされています。
また、大学卒業後産経新聞の記者をやっていたと言うことだそうですが、実際は日本工業新聞にコネで入った後、いつの間にか産経新聞記者になったそうです。
スポーツ推薦でラグビーもすぐ止めたところとか自分に都合の悪いところは隠していくところなんて、同じ選挙区で復活当選を果たした女性議員の経歴をも上回る問題ではないかとも思います。
この森喜朗が総理になったのは、小渕さんが倒れた後に密室で5人によって決められた総理という正当性のかけらもないものですが、なった後にいろんな事をしていますね。
彼の話しとしては、小渕さんがその命をかけて実現した沖縄サミットをいわば横取りして、クリントン大統領に「Who are you?」と話しかけた。「How are you?」と間違えたのである。ホスト国の首相から「あんた誰?」といきなり言われては合衆国大統領も困ったのですね。ここはジョークで返さないといけないと思い「私はヒラリーの夫です」と軽快に切り返したが、それに対して森は、「Me too!」と答えたそうである。ヒラリーさんを通じて日米首脳が兄弟になった瞬間ですね。
こういうのを読むと、最近の自民党の首相、朝生太郎は何とまともな総理だと思わざるをえない。彼の主張は正しいことが一杯あったと思う。
政治に興味を持っていかないと、本当に日本と言う国は滅ぶよと思う。
国は、国民と土地があれば成立するものではなく、その歴史とか文化とか言葉とか家族とかそう言うものが積み重なることにより形成されるもの。
日本の良さを取り戻さないといけない時が来ていると思う。
アメリカとか中国とかの個人主義とは相容れないものが日本人の心にはあると思う。
そういうことを大事にしていかないといけない。
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