「最近歩いているんだよ」
「歩いているって、こんな夜に?」
「そう。これから」
「どこまで歩くの?」
「お茶の水から馬喰町まで」
「すごいね」
「ちょっと最近お腹が出てきたからね」
「ふ〜ん」
「で、これがいいんだよ」
「何、これって?」
「歩数計」
「ああ、歩く歩数を測る奴だ」
「歩数計は、加速度センサーだよ」
「えっ?なに、その加速度センサーって?」
「これはね、人間が歩くときの動きを記憶していて、その動きに沿った時だけ歩数をカウントするんだよ」
「なんか、すごいね」
「そう、すごいんだよ。歩数計を上下に振ったってカウントしないわけ」
「へえええ?」
「カタカタ言う歩数計ね」
「うん」
「カタカタ言う歩数計は、良くないんだよ」
「へ?今、カタカタ言わないんだ?!」
「そう、言わないよ、なにせセンサー付いているからね、加速度センサー」
「加速度センサーか」
「で、三次元なんだよ」
「ふぇ?今度は三次元?」
「そう、二次元ではダメなわけ、三次元でないと」
「二次元の歩数計は、横にしていたらカウントしないんだよ。横にして歩いても、それを感知しないわけ。ところが、三次元だと、どう持っても動きを感知するんだよね」
「歩数計ってすごいんだね」
「オムロンは優しくて、タニタは厳しいんだよ」
「今度はオムロンとかなわけ?」
「そう、オムロン製の歩数計は、カウントが優しいんだよね。ところがタニタはカウントが厳しいんだよ。」
「それ、どういうこと?」
「簡単に言うと、1000歩歩くとするじゃない。その1000歩を、オムロンは1050歩に数えて、タニタは900歩に数えると言うわけ」
「じゃあ、オムロンがいいってこと?」
「それは、一長一短だね。人の歩き方と言っても千差万別あるので、その人によって違うと思うよ。」
「なかなかだね。で、歩数計って5000円ぐらいなの?」
「そう、だいたいそんな値段かな。タニタは8000円ぐらいして、オムロンは5000円ぐらいしたかな」
「したかな、って買ったのそれ」
「買った買った、それで自分で使ってみたからメーカー毎の癖が分かった」
「なるほどね、それで、結局どれ使ってるの?」
「僕は、シチズン製」
「・・・・」
「これ、安いけど、よく出来ているんだよね」
「ふ〜ん」
「パソコンとつないで時間単位で運動量が分かるんだよ」
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