脚本が同じ田渕久美子さんということで、ずっと見ているNHK大河ドラマ「お江」。
女性が主人公で、女性の目線で描かれていて、主人公が元気でいいという共通項の中で語られると思っていたのですが、どうも何かが違うのです。
何が違うのか分からなかったのですが、今日やっとその違いが分かったような気がします。
それは、主人公のいさぎよさの違いなのかと思います。
その中に入り込んでくるのが、お江だったわけですが、お茶々と秀吉のそれまで関係(父と母の仇が秀吉)から結びつくのは大変だとは思いますが、ここまで引っ張っていくのはどうかと思います。
僕が、篤姫のことを以前書いたことがあって、それは、
篤姫がなぜ面白いのかを考えた10の理由
です。その中で、
2.大人になっていく
篤姫も小松帯刀も大久保利通も西郷隆盛も大人になっていきます。少年少女の頃から描かれていき、激動の日本の中でどう変わっているのかが描かれています。
3.明るい
登場人物が明るいのです。これは篤姫の魔力かも知れませんが、あの暗い島津久光さえ明るく見えます。宮崎あおいマジックかもしれません。
9.宮崎あおいが良い
ボクは、宮崎あおいと言う女優を知りませんでした。
彼女、うまいですね。幼いときからお嫁さんになって、大奥を預かる時に至るまで、見事に役割を演じきっています。最近の、堂々とした態度が好きです。そのくせ少女のようなものも、しっかり見せています。
お江は、大人になっていってないのではないかと思います。そして、なぜか明るくないのです。言葉はハッキリと明るいのですが何故か暗く感じます。
上田樹里さんって言う女優は、のダメと言うドラマも見ていないのでその良さがよく分からないのですが、もっと堂々と天真爛漫な役作りをしてほしいかと思います。
これは、女優さんというより、脚本のイメージが違いすぎるのかなあと思います。何か、もったいないのですね。