Bookrock

おもしろく こともなき世を おもしろく

AKB48を応援したくなる本

CDを聞いたりDVDを見ていますが、一部の人の顔と名前は一致しますが、その他の人はいったい誰だろうかと分からない僕みたいな人にはうってつけの本です。

泣けるAKB48メンバーストーリー

大島優子前田敦子篠田麻里子高橋みなみから指原莉乃宮崎美穂など23人のストーリーが描かれています。

今まで、あんまりどうでもいいなあと思っていた人たちが、実はこんなに頑張っているんだなあとちょっと感動してしまいます。

AKB48にはチームAとKとBがあるのは知っていたのですが、それがどういう生い立ちでできたかを知らなかったので、チームのシャッフルがニュースになった意味が今まで分からなかったのでした。
 

もともと、1期生と2期生と3期生でチームが違っていて、その生い立ちから自分のチームに愛着が大きかったのですね、それが突然の解散で再結成ですから、彼女たちのびっくり感は相当に大きかったのですね。


チームシャッフルによって各チームを去るメンバーからキャプテンに対して手紙が読まれていますが、その中で同じ1期生で同じ”みなみ”だった峯岸みなみかた高橋みなみへの手紙を転載します。

「たかみなへ、私たちが出会ってからあと少しで、4年になるんだね。チームA・・・・っていうか第1期生の私たちは、何も分からないままに、みんなで突っ走ってきました。初めはお互いに人見知りで、ほとんど喋らなかった私たちが、厳しいレッスンや、いくつもの笑顔や涙を見せ合ううちに、少しずつ仲間になっていきました。
その中心は、たかみなでした。いつだって全力でやり遂げようとするたかみなの姿は正直プレッシャーでもありました。私は、たかみなみたいにはできないと思っていたからです、レッスンだってストレッチだってレコーディングだって、たかみなは休憩を入れてくれたら、楽になるのに・・・・。
たかみなが休まないから、私たちも頑張らざるをえませんでいた。でも、振りが覚えられず、みんなから遅れそうなメンバーがいると、たかみなはずっと付き合ってくれました。いつだって、みんなで夢を叶えようとしてくれたよね。チームAをここまで連れてきてくれたのは、たかみなです。AKB48をここまで連れてきてくれたのは、たかみなです。あなたのことをAKB48のメンバー全員が心から尊敬しています。みんながたかみなの背中を見ています。
でも、私は知っています。たかみなの”孤独”を。先頭を走る人間には、目標とする誰かの背中がないということを。だから、たかみなは、チームAをどうすれば良くなるか、一人で悩み続けたんだと思います。私はこのチームAを離れますが、これだけは言っておきたいです。たかみなのおかげで。AKB48はここにあります。孤独を感じないでください。私たちはたかみなのすぐ後ろを、いつだって必死になって走っています。私はチームAが、本当に心から大好きでした。そして、それはずっと変わらないです。今日のこと、チームAでの楽しかったことや辛かったことは絶対に忘れません。」


この本、遅れてきた僕みたいなAKBファンは読んで良い本だと思います。