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アマゾン、読んだeブックの再販ができるようになる

分かったようで分からなくなってくる不思議な話です。

http://jp.techcrunch.com/archives/20130207amazon-to-set-up-secondhand-ebook-marketplace/
Amazonは、中古のeブックを売ろうとしている。

同社は最近、読者が自分の読んだeブックの所有権を無効にし、Amazonのマーケットプレースに出す方法を発明して、特許を取った。

もちろんeブックは傷んだりしないが、その再販とは、そのライセンス(自分だけが読めるという権利)を移転することだ。今でもKindleの本を“貸す”ことはできるから、ライセンスの移転はすでに行われている。貸した本が友だちのデジタルライブラリにある間は、その本はオーナーのデバイス上から消えている。


このeブックという制度。

僕は、買った本は自分のものになると思っていたのですが、物理的にものが移るということはないみたいですね。

記事の後ろのほうにはこう書かれています。
 

Amazonの特許は、ユーザが一度買ったデジタル製品に対する権利を、その製品の全生涯にわたってAmazonが持つ、と言っている。そうすると、ReDigiのようなサードパーティは(その特許に触れるので)中古品マーケットプレースになれない、ということになる。彼らの前途に暗雲が…。


所有権は、アマゾンにあって、その借り出し権を買っているという感じでしょうか。

本は、アマゾンのサーバーにあって、それをデバイス使って読んでいるという感じかなあ。それにしても、実体のないものは、いままでの感覚で考えていると、ずいぶん違っていたりします。