こういう建物があることを知りませんでした。
熊谷陸軍飛行学校桶川分教場(桶川飛行学校)の跡地です。
桶川から川越に向かう道の太郎右衛門橋の手前にあります。
自転車で走っていて、見つけました。見られるのは土日と祝日だけらしいです。入口の看板の通りに入ります。
一番奥に見える木造の建物がそれみたいです。
車は左側に何台か止まっていますが、そこが駐車場です。無料です。
学校跡地という木に書かれたものがあります。椅子が見えますが、ここに記帳の紙がありますので、名前とか書きます。立ってると、奥から人が来て促してくれます。僕の場合は奥からだったのですが後ろからだったりします。おじいさん達がボランティア(多分)で案内とかやっています。特に入場料とかは取られません。
建物の中に入ることができます。椅子のところを奥に入り、左側がメインも展示場になっています。写真も普通に取れますが、取りませんでした。特攻隊が旅立ったことに関する展示があります。
また、DVDが流れていて当時のことを教えてくれます。
ちょうど、柳井政徳(やないまさのり)さんがいて、当時の様子を話してくれました。
柳井さんは、この桶川飛行学校特攻隊の整備兵だった人です。
建物は写真でも分かるように老朽化が進んでいます。
終戦後、建物は桶川市が床を張り仕切りをし、大陸からの引揚者などの住居として使用していたそうです。敷地は国、建物は桶川市の所有でした。
平成19年3月、最後の住人が転出したため、子は国との約束で、ここを更地にしてヘイセイ22年3月末までに国に変換することになっていましたが、1万4千人の保存署名に応える形で市が敷地を購入したそうです。
戦争の体験と直接聞いたことがなかったので、貴重な体験ができたなあと思います。
こういう、飛行学校の建物は日本でほとんど残っていないそうです。
そういう意味でも、とても記帳な建造物かと思います。