高校が最初の舞台になっているが、いつの間にか、主人公光一のアパートとその隣がほぼ舞台となる。
まるで演劇見てるような雰囲気。
そう、
このドラマは、よく見るテレビドラマと全く世界観が異なる。
映像もわざと揺らして世界が微妙に動いてることをなんとなく知らせる。
パラレルワールドが主題。
今の世界、D8にD12からきた王家とその従者。
D12世界は滅亡しておりその復興をD8でやろうとするが、時間とエネルギーがなくなって行く。
そしてあまりに数少ない見方。
王妃を救うためにほぼ全ての力を使い切り、もう滅亡しかなくなっている。
その状況に関わらず、王妃はそれを真正面から見ることなく、我儘さと傲慢さ。王家のプライドのみ。
去って行く従者達。
主人公達の愛。
決して結ばれることのない愛が、いたたまれなくなる。
ただ、それを情感的に見せることはせず、敢えて抑えた演出で見せる。
来週は最終回。
どう終わるのか凄く楽しみなドラマです。でも、終わって欲しくないなあと言うのも、本当の感情。
傑作です。なぞの転校生。