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古い建物を全く違うものに再生

今週のガイアの夜明け。

古い建物の再生です。

それも、普通の再生ではなく、ひと味加えた再生です。

 

高島平団地。

40数年前にできた巨大団地。

当時最先端で憧れの的だった団地は老朽化が進み、住んでいる人も高年齢になっていきました。40数平米の広さが一般的といいますから、今のマンションの感覚で言うとずいぶん狭いです。

子供が大きくなると、この狭さゆえに住みづらくなります。

当然、二世帯で住むことはできず、子供の数がどんどん少なくなりました。

そこに若い世代を呼び戻す。

URと無印が組みます。

無印良品の住宅部門である、ムジハウスが改装を手がけます。

無印は、20代から30代に人気のあるブランド。

このブランド力を活かす設計です。

確かに無印って、素材そのままを剥きだしにした商品のイメージが有りましたが、それをふすまに活用します。なんと、ふすまでは外にでることが絶対になかった、素材であるダンボールをむき出しにします。

ファッション性と値段の両方を押さえたアイデアです。

 

 

電話局

ここが何に変わったかというと、結婚式場です。

今でこそ、NTTですが、昔は電電公社です。国策企業です。そのため、古い建物は日本の威信をかけ異様に良く出来ています。

その素材を活かし、結婚式場になります。大きな空間の中に柱がないことが決め手になったそうです。

 

芦屋モノリスというそうです。その結婚式場。

モノリスってなかなかSFで良いです。

 

ブランド生かし、それに付加価値をつけて再生してしまう。

 

リノベーションと今風には言うのかも知れませんが、いや、そういう安っぽい言葉以上のものがあります。

アイデアですね。