人出不足と言われています。
特に外食産業は、きついというイメージが強いので、アルバイトを確保するのが大変です。そのため機械化が進んでいます。機械化の代表的な業種は回転寿司チェーンかと思います。
機械化ではなくて、人を集めるにはどうすればいいかというのが、今週のガイアの夜明けのテーマでした。
日高屋やモンテローザなどが出ていましたが、こういうことがあるんだなあと思わせてくれたのが、塚田農場です。
塚田農場は全国で80店ぐらいを展開する外食チェーンです。宮崎の地鶏焼きが有名らしいです。僕は、この名前のチェーンを知りませんでした。
なんと、秋葉原店が出ていたので、一昔前なら絶対に知っていただろうお店です。
ここは、大学生のアルバイトが多いのですが、半年間辞めた人がいないそうです。
なぜやめないのか?
時給が高いからか。
ということはありませんでした。
アルバイトだけでは得られないものを得られていると言うのが回答でした。
大学生の大きな悩みというか目的は就職することです。
就活は今も昔も大変ですが、そのノウハウが中途半端に知られている今のほうが大変かと思います。
その大変な就活のため、一月に一度、塚田農場の本当の人事担当からのセミナーがあるそうです。そして模擬面接試験も。
本当の人事の採用担当ですから、その言葉は大きいです。
うまいなあと思います。
これは、どの企業でもやる気になればできることです。
なにせ採用担当はどの企業でもいるので。
それができないのは、自分の会社の採用で精一杯になるため、それを生かせないからです。
これは、発想の転換をすれば解決します。
少なくともアルバイトの採用と教育の時間をかけるぐらいなら、少しでも長く働いてくれる方が、企業にとっては結局は得になります。
この会社の究極的な就活は、他の人事担当者をお店に呼んで、学生をみてもらうことです。そこで採用試験が実質的にできています。良い回転が生まれています。
企業にアイデアは重要だと思わずにいられない今日の放送でした。