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高校野球のルーズヴェルト・ゲーム一番思い出のある一戦。

ドラマ、ルーズヴェルト・ゲーム。これで有名になった8対7のスコアは野球で一番面白いということ。

この名前が有名になる前から、8対7の点差が一番面白いということは知っていたのでした。

そして、僕にとって一番思い出のある一戦は、

1979年の選抜高校野球決勝。

箕島VS浪商です。

浪商は、牛島とドカベンと言われた香川がバッテリーを組む、当時超高校級のチームでした。

対する、箕島は監督の尾藤マジックで勝ち上がったチームです。

バントがこんなに攻撃的になるんだと思ったのが、この箕島の戦いでした。

 

浪商 100 003 210 |7
箕島 102 101 21X| 8

 

この点の取り方も取られ方は、もう神がかり的です。

単なる8対7を超えたところにこの試合は有ります。

 

箕島の北野選手は史上初のサイクルヒットを打ちます。

準決勝まで不振を極めた、4番バッター。

それでも尾藤監督は使い続けます。

そして、決勝戦で、その我慢が生きることになります。

 

負けた浪商も素晴らしいです。

 

この1979年。

二強の高校野球となります。

夏も両校が決勝で顔を合わせると思って疑わなかったのですが、まさか、浪商が準決勝で敗れてしまいます。

もう一度、みたかったなあと当時思ったのでした。

その前もそれからも、もう一度見たい一戦と言うのはありませんでした。

 

それほど、このルーズヴェルト・ゲームは印象に残った試合でした。