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ITは内製か外注か

Webの仕事をしていると、いつも悩むのはどこまで自分達の仕事でどこからか外注なのかということです。

基本的な技術や知識は身に付けることが前提で、システムを作るとかHTMLを作成してもらうとかFlashを作ってもらうとかは外注をしています。うちの会社は所謂IT企業ではないため、ある程度の技術や知識を身に付けても、それを永続的に持っていけるかというと、なかなか難しいものがあり、ある程度の知識があれば、それを生かせるベンダーなりエスアイアーなりに頼むのがいいのかなと思ったりしています。

今日、いろんなブログを見ていたら、内製と外注、どっちでやってゆくべきか? 意地でも内製でやるべきだと筆者は思う。 というエントリーを見つけました。これは2004年のエントリーですが、古いという感想はなく、今もちゃんとこの考えは生きているんだなあと思います。

このエントリーに関連するものとして、最近JTBの元取締役CIOの「経営者がITを理解できない本当の理由」というものがあることから、こういう問題は企業にとって大いなる問題なのです。

分裂勘違い君劇場では、「IT投資」という考え方そのものが間違っている」というエントリーで、ソフトウェアシステムの開発とは、経営行為そのものそのものであり、逆に言えば、江戸時代どころか、ローマの時代から、経営行為とは、ソフトウェアシステムの開発以外のなにものでもありませんでした。と語っています。

内製と外注、どっちでやってゆくべきか? 意地でも内製でやるべきだと筆者は思う。と書いているWeb屋のネタ帳では、

・そんなヒマない?→徹夜してでもやりなさい。
・HTMLもperlPHPもわかんない?→石にかじりついてでも勉強するべき。
・外注に丸投げしたほうが楽?→その費用対効果に満足してますか?
・「アウトソーシングの有効活用とともに他社とのアライアンス戦略でカバーする・・・」 →アウトソーシングの結果はノウハウの空洞化。アライアンスの実情は単なる烏合の衆。そもそもヨコ文字でごまかしてうまくいくほどWebの世界は甘くないのでとっとと撤退したほうがいい。

と気持ちよいほど明快に回答をだしています。

Webにかかわっている自分として、どうしていくべきか考えていこうと思います。

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