南米のチームはやはり強いですね。
コロンビアといえば、バルデラマでしたっけ、マリノスの中澤なんてまったく及ばないボンバーヘッドのMF。
ただ、ほかは思い出せなかったりするんですが、さすがに身体能力高いチームでした。
今日は、前半40分までまったく試合させてもらえなかったですね。
それから、後半になって動きがよくなるのですが、羽生の存在が大きかったのかなあと思います。
このオシムジャパンと言われるチーム、僕が一番気にかけているのは、
田中マルクス闘莉王でも坪井慶介でも阿部勇樹でもありません。羽生直剛でも中村憲剛でも遠藤保仁でもありません。
オシムジャパンでの不動のボランチは鈴木啓太です。啓太ということでいつも思い出すのが、2大会前のオリンピックです。
鈴木啓太は、そのオリンピック代表のキャプテンでした。このときの選手として真っ先に思い出すのが闘莉王ですが、このとき予選を勝ち抜き本大会まで進めたキャプテンが鈴木啓太です。
ところが、彼は本大会に出られませんでした。オーバーエージの選手を入れるためはずされたのでした。
僕は、その当時、この啓太という選手はあまり知らなかったので、キャプテンシーはあるけどテクニックとかの選手としての能力は低かったんだろうなあと思っていました。
ところが彼は、レッズでレギュラーをとりました。
今のレッズ、同じオリンピック世代の選手としては酒井というMFがいます。酒井はこのときオリンピックに行ってレギュラーとして活躍していました。
ところが、酒井は今控えです。
僕は、鈴木啓太という選手は凄い人だなあと思います。
おそらく一度挫折したんでしょう。この挫折、普通の挫折とは意味が違います。普通の人にとっての挫折なんて、それをわかるのは自分と家族と周りの数人というのがいい線ではないでしょうか。それでも自分にとっては一大事です。ところが彼の場合は、日本国民全て知っていると言っても過言ではありません。少なくとも彼、鈴木啓太にとっては、そう思っていたと思います。
そこから這い上がり、レッズのレギュラーをとり、今はA代表の不動のボランチです。
僕なら、どうかなあと考えることもありますけど、全く無理で考えることもやめてしまいます。
それでも、思うのですが、あきらめるのは簡単だけど、むちゃくちゃ頑張れば、望みを捨てずにいれば、何とかなることもあるのかということです。