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おもしろく こともなき世を おもしろく

早稲田大学ラグビー

本屋に行き、いろいろとこれから何読もうかなあと調べていたとき、目に留まったのが「早稲田ラグビー 勝利の軌跡」著者は清宮克幸。

清宮と言えば、最近木曜日か金曜日の深夜にやっているナンチャンが司会のスポーツ番組「ナンダ」に出ていた。

彼は、おそらくジャパンの監督になって、日本の復権を託される人だと思う。

宿沢さんがなくなった今、ジャパンの未来を託せるのは彼しかいないのではないだろうかと思うし、それを期待するマスコミだったりする。

僕としては、関東学院大学の春口さんかサントリーの監督やっていた土田さん、慶応の上田さんに監督やってもらいたいなあと思う。

それにしてもジャパンの復権なくして日本でのラグビー人気復活はないかなあ。

だから、今のヘッドコーチのカウアンには頑張ってもらいたい。
 

 
僕は、別に早稲田OBでもラグビーの元選手でも何でもないんだけど、好きなスポーツのひとつとして、また盛り上がってほしいと思う。

さて、この「早稲田ラグビー 勝利の軌跡」だけど、これは清宮が早稲田の監督になり1年目の練習・練習試合・公式戦と言うものが縦糸で語られ、その中の選手の成長とか葛藤とかが横糸で語られている。

清宮の指導法として見習いたいことは、負けが込んできた早稲田ラグビー部の監督になってはじめてのミーティングで言った、

「おれはすべてをかえるつもりでやる」と言う言葉と、その考え、『弱いチームを強くするにはどうするか。それにはまず頭の中を大きく変えなければいけない。今まで当たり前だと思ってやってきたことが結果をだせないのであれば、それはもう当たり前のことではない。まず頭の中を白紙にして、ゼロからラグビーについて考える−そういう姿勢がなければ大きな変貌を遂げることはできない(引用)』と言うことである。

マイナスの組織なり会社なりを大きくプラスに変えるには、上記のような発想と、何があっても前向きな性格が必要だと、この書物を読んで改めて感じた。

自分の会社生活においても、こういう発想はもちながら仕事を続けていきたいと思う。

この本は、そういうことばかりではなく、大学生一人一人が生き生きと書かれていて気持ちよい。きっと清宮さんと言う監督は怒っても選手のことが本当に好きだったんだなあと感じる。

特に大学5年生で一回引退してまた選手として戻ってきたフッカー中村喜徳の話は感動する。

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