Bookrock

おもしろく こともなき世を おもしろく

ソフトバンクのCMは面白いが、auは最近保守的になり、ドコモはやっと本気に

ソフトバンクは、ホワイトプランで攻勢をかけ始めてから、家族割りのCMは秀逸で面白い。

お父さんは言うまでもないが、お兄ちゃんかな。いい味出してるのは。

面白いのは、CMだけかと思ったら、出している携帯もかなりいいものであり、これで、iPhoneでも出せたら一気にシェアを取って行くと思う。このあたりの戦略は長い目で見ていくと、Yahoo!BBから始まっているわけであり、価格破壊と新たなインフレ構築と言うことをやった歴史をうまく利用していると思う。

確かに、ソフトバンクが携帯をやるようになって面白くなっている。
 

 
ナンバーポータビリティ勝ち組といわれているauが、最近全く面白くない。

僕は、ドコモからMNPを使いauに乗り換えたのであるが、最近戻そうかと真剣に考えている。

今のauで何がいやかと言うと、以前のぎらぎらしたものがなくなったことである。何をしでかすか分からないような進取な精神みたいなものがあったが、いつの頃からか変わってきた。

MNPで一番を取り続け契約者数を毎月大きく伸ばしているのに満足しているからか、それともこれ以上伸ばしてしまうと、つながりやすいと言うau神話が壊れるからなのか、理由ははっきりしないが、どうも面白くない。

いつだったか、誰かに聞いたことだけど、auは電話本来の機能(通話とか通信)をいっぱい使ってもらいたくないから、ワンセグを積み、通信回線を利用する時間を減らす方に走っているとか。これ、本当かどうかまったく分からないが・・・

auの方向性が大きく変わったのは、自分のところへの囲い込みへ大きくかじを変えた時からだと思う。

auショッピングとかauオークションとかGREEとかポータルサイトに自社かアライアンスサイトを大きく並べる展開に出た。

これは、自分の所にお客さんを呼び、そこでできるだけ時間とお金を落としてもらおうと言うことである。

とすると、コンテンツを提供しているサイトは、その下にあればいいわけであり、そういう見え方をしているようなauのトップである。

auのトップメニューは、au oneに変わったが、携帯サイトの中だけでは、何が変わったのかよく分からない。

シェアを伸ばしていると言っても、まだドコモの二番手なんだから、もっと面白いことをして欲しいものである。


それで、話はドコモに変わる。

ドコモは、今年になって、「おかしくなったかドコモ2.0」とか言うものを始め、一体この時代錯誤はなんなんだ!?と言うことを始めた。

やっていることやっていること中途半端で、何をやりたくて何を伝えたいのか全く分からなかった。

2007年4月、「ドコモは反撃します。他社はぜひ、ご覚悟ください」とドコモは宣言した。

だが、今までその宣言は何だったのか分からなかったし、ある意味嘲笑のネタにさえなっていた。

ところが、今回のモデルチェンジでドコモの変わりようがはっきり分かるような商品群を発表した。

「フルワイドVGA」「HSDPA」「3G+GSMの国際ローミング」「ワンセグ」と、どれをとっても面白いが、やはりHSDPAがトピックだろう。

これにより、今までの携帯とは違うコンテンツの提供が可能になる。

大きく歴史が変わる可能性を秘めた今回のドコモの新商品である。