次世代DVDの規格戦争をしていた、HD DVDとブルーレイですが、HD DVDをある意味孤軍奮闘で頑張っていた東芝が撤退という方向性で調整しているそうです。
HNKニュース
東芝 ＨＤＤＶＤ撤退で調整
関係者によりますと、こうした状況を受けて、「ＨＤＤＶＤ」を主導する「東芝」は、現在、青森県内の工場で進めている機器の生産を全面的に停止し、事業から撤退する方針を固めました。
だそうです。
次世代DVDの規格については、これからが大きな戦いになるものかとも思っていましたが、昨年の日本におけるシェアが9割ブルーレイになったことや、ソフト面でのワーナーの離脱によりブルーレイの優勢は明らかになったようです。
本当にこの時期に東芝が撤退するなら、東芝の英断だと思います。
企業にとって、新しいことを始めるのは難しいものですが、撤退することはもっと難しいものです。特にこの次世代DVDでは、過去にあったVHS対ベータになぞられて語られていましたから、面子をかけていくとどこまでも突き進んでしまいがちです。
昨年末にブルーレイがシェアを取ったと言っても、まだ一般大衆まで広がっている商品ではありませんので、勝負はここからと言うこともいえないことはないのです。
それでも、ここで撤退を決めたとしたら、僕は、東芝は偉い！と思います。
損失は数百億円出るようですが、続けていったらもっと膨大な損失が出たと思いますし、消費者も不幸になります。
