先週の土曜日と日曜。
読売ジャイアンツと阪神タイガースが、レッドソックスとかとオープン戦を行った。
その土曜と日曜と言えば、パリーグの開幕の3戦のうちの2戦が行われた日である。
その日に、わざわざジャイアンツとタイガースと言うプロ野球で1番と2番目に人気のあるチームの試合をぶつけたのである。
この件について、土曜日に先発したジャイアンツの上原が疑問を投げかけている。
22日に行われるアスレチックスとのオープン戦に先発する巨人上原浩治投手(32)が21日、日本プロ野球界を思っての提言をした。「日程的に問題がある。パが始まったばかりの、なぜこの時期にメジャーとやるのか」と話し、同じ時間帯に行われるパ・リーグ公式戦の真剣勝負に水を差すと指摘した。
gooニュースより。
上原は、偉い!と思う。
日本のプロ野球のスター選手はこぞってメジャーに行くようになってしまった。そのためかどうか分からないが、プロ野球の視聴率は急激に下がった。
まずいと言うことで、国内と海外へのFAができる期間を変えようと言う動きも出ている。
プロ野球の地盤沈下を一番危惧しているのはジャイアンツだと思う。
そのジャイアンツの親会社は読売新聞である。
そして、今回のオープン戦を企画したのは、おそらく日本テレビである。
日本テレビは読売新聞グループである。
いったい読売グループは何をやりたいのだろうか。
メジャーリーグは、世界戦略と言うのを持っていて、世界中にメジャーを知ってもらいファンになってもらおうとしている。
その一つが、今年も行われる日本での開幕戦であり、今年始めての中国でのオープン戦である。
メジャーの凄さを知れば知るほど、日本のプロ野球のせせこましさが目立ってしまうと思うのだがどうだろうね。
メジャーのオープン戦は許すとしても、パリーグの開幕戦に対し、メジャー対プロ野球のオープン戦をぶつけていく神経が分からない。