携帯サイトの難しさ〜だらだらとSEO講座（１７）

携帯サイトのSEOと言うのは、大きく分けて二つのことをやらなけらばなりません。

なぜか？

それは、携帯サイトに二つの相容れないカテゴリーがあるからです。

前回のエントリー

で書きましたが、携帯サイトには公式サイトと勝手サイトという二つのカテゴリーがあります。公式サイトと言うのは、サイトの構成とか中身とかをキャリア（ドコモ、au、SoftBank）にチェックされてOKが出れば公開することができるサイトです。

この、キャリアのチェックで大きな要素を占めるのがリンクです。他社サイトへのリンクは、必ずチェックされます。リンク先のコンテンツがチェックされるのですが、特に公式サイトから勝手サイトへのリンクは非常に難しいものがあります。

これは、どうしてそうなるかと言うと、おそらくボクの知識の中では、ダイアルQ2までさかのぼってしまうのです。もう多くの人が忘れてしまっていると思われるダイアルQ2。これをもう一度思い出してみましょう。

ダイヤルQ2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
ダイヤルQ2（ダイヤルキュー）は、NTT東日本・西日本が提供する、電話による情報料代理徴収サービスの商標。通称 Q2（キューツー）。一般にダイヤルキューツーと呼ばれることが多いが、正しい呼称はダイヤルキューである。
サービスの問題点
サービス開始当初（1989年）は、ニュースやテレフォン相談のような一般サービスを想定していたが、ほどなく成人向け情報提供業者が目をつけ、課金料金上限一杯の3分300円という料金を設定し、男女間のわいせつな会話・音声やツーショットダイヤル番組を提供するようになる。爆発的な利用拡大に伴って、援助交際目的の利用が次第に増え少年非行や未成年相手の淫行の温床になったり、若年者が長時間利用したことによる数十万円から数百万円という高額な情報料が発生し高額の利用料金請求などが社会問題となった。

と言うことで、その高額な請求が社会問題化しました。この問題は携帯電話会社まで及び、その管理責任まで問われることになりました。

携帯でのインターネット、iモードが始まったのは1999年です。iモードも実は、この感覚を引きずってしまっていたわけです。
iモードは、課金システムと言うのがあります。何かのコンテンツを使うと月額315円とか支払うものです。

こういう携帯サイトを使ったサービスと課金モデルというビジネスモデルから、その管理と言うのは厳しくならざるを得ませんでした。

それは、こういう歴史を見ていくと仕方がないものでもありました。

ところが、インターネットが普通になり、モバゲータウンに代表される勝手サイトが隆盛になるという状況の中で、公式サイトの異質性と言うのもまた、浮き彫りにされてきました。

さて、話を元に戻します。

Webサイトがどのキーワードに強いかと言うと、そのサイトの中だけではなくて外部からのリンクの多さとかリンクのされ方と言うのが大きな要因になると言うのは、パソコンサイトにおけるGoogleのアルゴリズムです。

ところが携帯の公式サイト、もともと別サイトとのリンクが少ないためにこの公式が使えません。

とすると、何らかの他のアルゴリズムを作っていかなければならないことになります。

携帯サイトの検索を使ったことは多くの人にあると思いますが、パソコンサイトと比べて、自分が見たいサイトがなかなか出てこなかったのではないでしょうか？それはどうしてかと言うと、このリンクというものを使ったアルゴリズムが使えないからです。

このアルゴリズムが使えないために、まだ、どうしたら良い検索結果が出るかがつかめていないのですね。

携帯サイトもパソコンと同じようにYahooとGoogleの二強の争い（世界ではGoogleの1強時代ですね）になっており実際、日本の三つのキャリアのうち、

Google・・・ドコモ、au
Yahoo・・・SoftBank
です。しかし、携帯の検索はまだまだですから、これからもこの状態が続くかと言うとそれは早計ではないかなとも思います。

しかし、そうは言っても、今はこの2強の検索サイトに上位表示されるようにサイトの作りをしていかないといけないですね。
　
というわけで、公式サイトにサイトを持っている人は、まずかここでの順位を上げる方策を考えていくべきだと思います。

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