この、大分の高校3校でPC再生にKNOPPIX採用と言う記事ですが、最初読んだとき意味がよく分からなかった。
リユースしたパソコンを使い安く何かしているんだろうなあと言うぐらいの感覚でしかなかった。
そのまま、読み飛ばそうと思ったが、ここで出てきた、大分県立三重総合高校と言うのが自分の実家に近い高校だったため、もう少し深堀しようという気になった。
ここで、止まった言葉は、なんと言っても、KNOPPIXと言う言葉である。
何か分からなかった、このKNOPPIXと言うもの。
これを調べてみたら分かったが、パソコンのOSをCDたかDVDとかに入れたまま、ブートできて使えるというものと言うことだった。
これ、画期的です。
OSのブートだけで言えば、ずっとフロッピーディスクと言うのがその存在だったし、DOSの頃は、フロッピーの1.4mbにブートだけではなくOSそのものも極限まで削りいれて使うなんてこともやっていたりしていた。
それも、ここ最近のOSの巨大化によりそういうこともできなくなり、ハードディスクに入れて始めてパソコンとして使えると言うものであり、最近では中央サーバでそういうものを全て管理してしまう、シンクライアントと言う機能までもセキュリティの面からも脚光を浴びてる。
ところが、
このKNOPPIX。CDもしくはDVDでそれを実現してしまうと言うことです。
DVDとかの上塗りできない媒体によってパソコンの起動から起動した後の最初の画面まで制御してしまうと言うことは、ウィルスに対して大きな免疫になります。
たとえ、ハードディスクがウィルスの餌食になってもパソコンの起動はDVDに制御されていますから、なんら問題なくなります。
そして、自分なりの起動ディスクを作りそれをDVDに入れておくと、自分専用の軌道及び利用OSの出来上がりです。
CDやDVDで起動できると言うことは、普段Windowsを使っている人も、このDVDを入れることで、マルチブートができるパソコンを手に入れることができます。
KNOPPIXは、LINUXが使われていますから、いきなりLINUXも使えるパソコンになるわけです。
CDとかDVDで起動できると言うことは、その環境をハードディスクに持っていくと、ハードディスクからも起動できます。
これは、面白いです。
【関連ページ】
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