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連合の会長に朝青龍がなっったらどうか。

今日の日刊スポーツの1面を飾った記事。

朝青
給料あげろ!!


横綱朝青龍が1日、力士の給与アップを訴えた。名古屋場所に向けての力士会が行われ、同会長として「我々の給与をあげてほしい」と発言。他の力士からも賛同も得た。


この記事によると、力士会が相撲協会に給与改定を訴えるのは異例だそうである。しかし、朝青龍は、ガソリン代に加え、電気・ガス代も7月1日から値上げされること、そして、7年間も給与が据え置きされていた現状を踏まえて、異例の発言をしたそうだ。


ガソリン代に加え、卵とかバターとかトウモロコシとか、カップ麺とか、食料品の値上げは相当なものがある。ガソリンはとうとう1リットル180円時代に入り、200円台が秒読みになってきた。
また、ガソリンを燃料にして供給している電気も値上がりした。

この数ヶ月の生活を左右する値上げは強烈なものがある。

さて、我々労働者は、バブル後の失われた10年いや15年の間、定期昇給凍結、ベアゼロということを甘んじて受けてきた。

何とか受け入れられたのは、幸運にも物価が下がっていたということがあった。

本来、給与を上げることを言うべき労働組合は、物価値下がりの中、ベアアップの理論を構築できなかった。


そう、ベアアップを訴える唯一無二の理論は、生活レベルの向上と維持である。この理論を超えるものがない限り、物価が下がっている局面では労働組合は無力である。
無力と言うより、組合費を取っていると言う実態があると、労働者にとって悪の存在である。だから、組合の加入率はどんどん下がっていった。


それを考えると、今がどういう時期なのかと言うのが自ずと分かってくる。

分からない労働組合幹部は、即刻やめるべきである。それの方が、労働者にとっては幸せである。


この狂乱的な物価高に対して、まずは言葉を発せられるのは、労働組合以外にはない。今すぐ、春闘をもう一度やって、賃金改定を訴えるべきである。

いや、会社との取り決めで、年に一度やったらもう一年待たなければならないと言うなら、そもそも春闘の妥結をした時期と今の環境が違いすぎている。ここまで違うのは想定外のことであり、このままでは組合員の生活に支障を来す。だから、要求をすると言えばいいのである。

会社が不況を10年以上続けたとき、会社の非常な要求も受け入れたではないか。それなら、今こそそれを返すべき時である。


いや、そうは言っても、それはできない?!

なら、値上げ反対とデモをすればいいではないか。

どうでもいいメーデーで形ばかりのデモをやるぐらいなら、今の時期にやる方が、よっぽどインパクトはある。


石油の値上げが、一番の大元と思うなら、自動車の不買活動とかを訴えたらいい。自動車の労組は強いからそれはできないと言っている余裕はないと思うが。

それができないなら、都市の人は車を手放して公共交通機関を使う運動をすればいい。そして、都市のガソリン代を1000円ぐらいにしてしまえばいい。それでできたお金は、交通機関が発達していない田舎に回して、田舎のガソリン代を下げてしまえばいい。


こういうことを言えるのは、今や、いや昔から労働組合しかない。

なんで、動かないか不思議でならない。


だから、今回の朝青龍の発言は、すばらしいとしか言いようがない。


早く、これに触発されて動いてほしいと思う。


でなければ、朝青龍を連合の会長に推薦する。(推薦する権利は僕にはないけど)


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