Bookrock

おもしろく こともなき世を おもしろく

久しぶりにビールを買った。

今日は家にビールがなかったので、コンビニに寄ってビールを買ってきた。家にビールと書いたが、最近ビールと言うものはほぼ絶滅状態である。ビールが絶滅した結果、あるのは第3のビールと言われるビールに似たものである。

発泡酒もそうで、数年前(もう10年以上前になるか)に発売された当時は、なんてまずいんだ!!と思ったが、その後どんどん品種改良されて、とても飲みやすくなった。それから数年目の酒税改定で高くなった発泡酒の次に第3のビールというものが発売されたわけである。この第3のビールもかなり味が良い。

その結果、ビールに代わり発泡酒に代わり第3のビールが我が家に偉そうに居座ることとなる。まさに、第3のビールは本当のビールを駆逐したわけである。

で、今日は、帰りにコンビニで買うということで1本だけ買って帰ろうと思ったのである。1本なら本当のビールを買うかと思ってしまったのである。そして、本当のビールを買うことに決めたボクは30秒ぐらい冷蔵庫の前で悩んだ。


そして悩んだ末に買ったのが、これ。

morts.jpg

そう、サントリーのモルツであった。

いやいや、モルツは久しぶりだ・・・・かなり貧乏くさい話連発だが、それは良しとして・・・・と飲んでみたが、何か味が変わった?このモルツ?と思ってしまった。

それが、本当にモルツの味が変わったからなのか、第3のビールを飲み続けていたので、舌が麻痺しているのかは分からない。

コンビニでビールを買って思い出したが、20年ほど前はビールと言うのは、どこで買っても同じ値段だった。デパートでもスーパーでも酒屋でも。

横浜に住んでいた頃、厚木基地で一年に一度お祭りみたいなもの(航空ショーかな?)が開かれていて行ったことがあるが、そこではバドワイザーが1缶100円ぐらいで売られていた。慣れた人はケース買いとかしていたが、その値段を見て、「ここはアメリカか!」と思ってしまった・・・・・はい、確かにここはアメリカです。


1缶100円の衝撃は、それからしばらくして普通に起こることになる。そう、酒の安売り専門店の出現である。お酒は価格統制されているものだと思っていたので、安売りをする酒屋さんは衝撃だった。おそらくアメリカからの圧力とかでなったのだろうけど、消費者にとっては歓迎すべきことであった。

その酒安売り店であるが、当初はそんなに店の数が多くなかったため、土日になると駐車場は車で一杯になっていた。そう、こういう店はほとんどが郊外にあった。

それから、スーパーもそこに参入してくる。おそらくダイエーあたりが最初に参入したのではないかと思う。

ダイエーは独自ブランドの安いビールを売っていた。ダイエーの独自ブランドで思い出したが、在庫が一杯余ったので1缶100円で買ってくださいキャンペーンをやったこともあった。


今は、安売り専門店もスーパーも普通に安くお酒を売る時代になった。
お酒飲みには、とても良い時代になった。


話は、思いっきり全段に戻るが、昔、定価販売をしていたところに、お酒の自動販売機というのがあったが、最近は全く見ることがなくなった。

あれは、どうなったのだろうか?