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インターネット広告。バナーは生きていけるのか?

インターネット広告は、その費用対効果が計られるから、既存のマスの広告より優位ですよ。払ったお金は必ず返ってきますから。

と言うわけで、マスコミの大量高額広告からクライアントを奪ってきたインターネット広告です。

ちょっと前に書いたネット広告も大変だ、と言うエントリーでもありましたが、インターネット広告も選択と集中が進んでいます。

それはそうで、クリック単価とかが言われると、どの媒体に広告を打つのが一番効果的かというのはすぐ分かります。このあたりは、ネット広告を生業にしているところが、営業的にどんどん言っていたので、自業自得なところがありますが。
 

今のネット広告では、キーワード連動型広告が一人勝ちです。キーワード連動型広告とは、有名なグーグルのアドセンスですね。ヤフーで言えばオーバーチュアがそれにあたります。
自分が調べたいキーワードを検索サイトで打ち検索すると、それに近い広告が出るのがキーワード連動型広告と言います。これを活用するクライアント側から言うと、リスティング広告とか言いますね。

これが、他の広告より優位なのはあたりまで、目的をもった人が検索するキーワードに近い広告を打つわけですから、それを見に来る比率は他の媒体より格段に大きくなります。企業としてはこれを一度やると、他の媒体がばからしくなります。それでこのリスティング広告と言われる検索連動型広告がますます勝っていきます。


その反面はバナー広告です。バナーというのは、サイトを見ている人にとっては、悲しいことにゴミです。ですから素通りします。バナーというのは、そのページの見た目アクセントぐらいに思わないと悲しい結果になります。
真剣頑張って作った割に、誰もクリックしてくれないと・・・・
そんなことは当たり前で、自分がユーザーになって他のサイトを見たときにバナーをいかにクリックしたかと言うと悲しいぐらい押していません。

この上を行くのがフラッシュの広告です。自分が見たいと思いサイトにいくといきなり関係ないフラッシュが流れるサイトが結構あります。その時は、「スキップ」という言葉を探します。その「スキップ」があったらそれを押してフラッシュのないページにいきます。もしも、それが見つからなかったら、そのサイトとはさよならです。もう二度を見ることはありません。

このフラッシュ広告を地道にやったのが、エキサイトであると最近何かの記事で見ました。確かにエキサイトを見るといきなり邪魔なフラッシュが立ち上がります。それを消そうとするんですが、敵もさるものなかなか消せません。そして、面倒くさくなって他のサイトに行ってしまうのです。

フラッシュの広告は難しいです。僕の場合は、最初の5秒で面白くないと消しにいきます。5秒で決まる広告なんてとても難しいです。それにそういうのを作ろうとすると、きっと高くなります。

そういうことを考えていくと、企業の広告はバナーとかフラッシュとか言う選択はないと思います。キーワード連動型広告一本ぐらいでやるのが良いと思います。


ただし、動画の広告は思いっきり化けることがあります。化けると他の広告なんて豆粒のようになります。上質で口コミを誘発する動画広告は面白いです。


と言うわけで、ネット広告は、検索連動型広告と面白い動画広告に収斂していくと思います。