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マンションの更新料金が無料に

賃貸住宅の更新料は「無効」 原告側が逆転勝訴 大阪高裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090827-00000572-san-soci

賃貸マンションの更新料は消費者契約法に違反し無効として、京都市の男性会社員がマンションの家主に、支払った5回分の更新料など55万5千円の返還を求めた訴訟の控訴審判決が27日、大阪高裁であった。成田喜達裁判長(亀田廣美裁判官代読)は、原告側の返還請求を退けた1審京都地裁判決を変更、家主側に4回分の更新料など45万円の返還を命じた。


もう、20数年前、神戸に住んでいたけど、その当時から神戸では賃貸住宅の更新料金というのがなかった。首都圏に来てからそう言う制度があることを聞いて、びっくりした記憶がある。

ただ、その当時神戸での契約時には、家賃の10ヶ月ぐらいが保証料とか言う名目で取られていたので、それがいいのか、更新時の1ヶ月か2ヶ月分のお金を払うのがいいのかは、首をかしげたのも事実であった。

ところが、
 

神戸での、保証料というのは住むのを止めて退去するとき8ヶ月分ぐらいは戻って来たので、これはどう見ても神戸での制度の方がいいに決まっている。


こっちの更新料って言うのは、戻ってこないですからね。

そんなことを思い出させてくれた今日の大阪高裁の判決だったけど、この判決は当たり前だと言えば当たり前だし、もっと早くそうなれば良かったのにと思う。
思うが、過去に遡って返還請求まで認めてしまうのはどうなのかなあと思う。

これから、こういう請求が来ると、それまでのものを遡って払わなければいけないし、そんなことを想定して貯金をしている大家さんなんていないと思うので。

これから、将来の更新料は取らないが、これまでは社会慣習上認められていたものなので、変換を免除するでも良かったのではないかと思う。

そんなことしたら、更新時から家賃上げるので結局借り主は損ではないかという議論になるかも知れないけど、それは、過去分も変換するとなるともっと家賃が上がるのではないかという予測もあるので、何とも言えない。

そんなこんなことではあるが、少なくとも更新料がなくなるのはいいことだと思う。