沖縄問題が止めをさしたような今日の鳩山首相の退陣だったけど、ほんの8ヶ月前、歴史的勝利によって政権交代を果たした民主党。
自民党以外の政党が政権をとったのは日本新党を中心とした7党が組んだ以来であり、ほぼ単独と言われる感じで自民党以外と言う事で言えば、戦後始まって以来だったと思う。
野党しかやったことがない政党で、しかも当選回数が少ない議員が多い政党。
そりゃあ、幼稚なところもあるよなあと思う。
支持率の低下と言うことをことさらに強調して、政権転覆とかいう報道を続けると見た目は面白くなるけど、それが本当に日本という国にとっていいのかなあとも思う。
民主党の悪の面ばかりが言われているようだけど、自民党政権時代には表に出なかったことも出るようになったことも事実だし。
少なくとも、2年ぐらいは鳩山さんに任せて行くという度量も必要だったのではないかと思ったりする。
あんた、そりゃばかだよ。と言われるかもしれないけど、政権交代を成し遂げた代表が率いていると言うことをもっと重く見るべきではなかったかとも思う。
で、ここまでは政権交代時の代表は長い目で見て欲しかったと言う話。
これからは、鳩山さん個人の資質。
資質と言うと、お前はそれほど立派な人か?と言われそうだけど、それは全く違いますと言うことを前もって書いておく。
書いておきながら、ここにつらつらと述べていくわけだけど。
鳩山さんは、小沢さんの傀儡と言うことを全うしていってほしかったと思います。
変に自分を出そうとして失敗したのかと思います。
自分の出そうとしたから二重構造と言われるわけで、傀儡に徹すれば二重構造にはならなかったのです。
先の衆議院選挙の民主党大勝の第一の功労者は小沢一郎だと思います。
小沢さんが作ったレールを最後の最後に運転手になったのが鳩山さんでした。
そこまでを考えると、鳩山さんは自我を出さずにいくべきであったと思います。とても、残念なことでした。
さて、今後の民主党の代表ですが、どうも純情真っ直ぐ君的政治家が多いような気がしますので、そういう人ではない人が選ばれたらいいなあと思います。
それって誰?と聞かれても僕には分かりません。
ぱっと思いつかないのですね、そういう人が。