サッカーワールドカップは、予選の2戦目まで終りました。
カメルーン戦は、1対0の勝ち
オランダ戦は、0対1の負け
1勝1敗の勝ち点3。
日本代表の今回のワールドカップの目標は、岡田監督の言葉を借りるとベスト4です。
ベスト4を狙うとしたら、予選の戦いよりベスト16での相手がどこかの方が重要になります。なにせ、目指すところが上の方であるため予選突破は当然なのですから。
そのベスト16の相手は、グループFになります。
グループFは、イタリア、パラグアイ、ニュージーランド、スロバキア。
ベスト16は、
E組1位対F組2位、E組2位対F組1位の戦いになります。
このF組、どこをどうみてもイタリアが1位で突破しそうです。
とすると、日本はこのベスト16の戦いに勝つためには、イタリアを避けることが順当な戦術と言えます。イタリアを避けるためには、グループリーグで1位となることが必要です。
オランダ戦。
0対1ということで、
惜しかった!
日本はサッカー大国に近づいている。
よくやった。
とかいう言葉が並んでいますが、目標が上であるなら、勝たなければいけない試合たったのです。
こういうことを考えていくと、後半に交代で出した、中村俊輔、玉田、岡崎はどうだったのかと思います。
今回のワールドカップでは、日本代表は、アンカーに阿部をおいてダブルボランチに長谷部と遠藤と言う3人のボランチを配置するような超守備的な布陣で望んでいますから、多くの得点は既に狙うような戦い方になっていません。失点は最小に食い止めて、カウンターのような攻撃で少ないチャンスをものにすると言うのが、今回の戦い方になっています。
それが機能したのがカメルーン戦で、守備は持ったが攻撃が成立しなかったのがオランダ戦でした。
後半の終盤、岡崎が決定的なチャンスを外します。
僕は、このシーンを見たとき、フォワードと言うのは、こういうシーンで点を入れるもんだろう。と思いましたが、よくよく考えてみたら、岡田監督は得点ができるフォワードを選出していません。ジュビロの前田選手が選ばれなかったのがその象徴です。
フォワードに点を求めていないのですから、あそこで外してしまった岡崎選手は攻められないと思います。
あと、動きが全く悪かった中村俊輔を出してしまったのもどうかと思います。ボールは取られているし攻撃にリスクをもって仕掛けようとしたところもなかったではないかと思います。
日本代表の目標が予選突破と言うことなら、昨日の戦い方と結果で良かったかも知れませんが、その上を狙うということですから、やはり疑問の残る試合でした。