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逃走中の逃走者はなんでハンターに捕まらないのか?

バラエティなのだから特に目くじらたたえて言うほどのこともないとは思うけど、昨日の夜7時からフジテレビで大人の鬼ごっこ”逃走中2010〜呪われた遊園地〜”が放映されていた。
この番組はシリーズ化されるほどなので、かなりの視聴率をとっていると思われるが、簡単にいうとある限られた範囲の中で、数人のハンターと言われる鬼から時間いっぱい逃げおおせるかという、ここで書けば、そんな番組面白いのか?ほんとに・・・ということになってしまう。

逃げる時間が80分。
逃げる範囲というと、今までは日光江戸村とかUSJとか大きな遊園地系。
単純に逃げるだけでは、さすがに2時間の放映枠は持たないので、いくつかのオプションを入れる。昨日のオプションで言うと、鳥居みゆきが雪女になって氷の力で時間を止めるというのがあった。時間が止まった世界では、逃亡者とハンター以外は動かなくなっており、しかも時間が止まっているので、それを動かさない限りはゲームオーバーとならない。時間を止めるというオプションは、結構考えているなあと思いながら見ていた。
他には、会場に電気をつけるとか、夏らしくオバケみたいになっている人たちを救出するとか。
 

登場する逃走者たちも、キャラクターの設定をちゃんとやっており、チャレンジ精神旺盛君や卑怯な人や、怖がり女など、番組の中に感情が入り込みやすくなっている。


いろいろと味付けされながら、見ている人を飽きさせないようにしていると思うが、どうしても分からないのは、なんでハンターは簡単に逃亡者を見つけられないのかなあということ。
逃走者は絶えず撮影されているので、当然のごとくそこにはカメラマンがいる。カメラマンだけでは撮影できないので、おそらくディレクターのような人がきっといるはず。ということで、逃走者は必ず3人のクルーになっているはずなのである。3人が同じ方向に走ったりすると、それは目立つわけであり遠くからでも分かると思うが、それがなかなか見つからない。
そして、もう一つ。オプションと書いたが、そこはある決まったところなので、ハンターが待ち伏せすれば一網打尽なのではないかと思う。
ここらあたりは、きっと考えてみてはいけないのだろうし、番組を作っている人はそういうことを言われてもちゃんと説明できるのだろうと思う。

ハンター。まるで黒いスーツを着た人間だけど、ロボットという設定らしい。