こういうチャリティとか募金とかの世界には安易に足を踏み入れてはいけないと思っている。
向こうから、こっちにこい、こっちにこいという誘惑がいっぱいあるが、行ってしまったら冷静な判断ができなくなりそうで。
そんなこと言っても、何かしないことには何も始まらないといいことも確かに真実なわけであり。
僕は、毎年8月にやる日本テレビのチャリティ番組が苦手で、あのお涙頂戴演出を見させられるのがきつい。あれ見たら、泣いてしまうよという自分が確かにいるわけで、隣にはあんなの見て泣いたらイカンというもう一人の自分がいる。
黒柳徹子のことが書かれていたサイトがあったので読んでみた。、黒柳徹子ってタマネギ頭としかイメージが無かったのだけど、半端な人ではありません。
・自著「窓際のトットちゃん」の印税で障害者のための基金を設立して著作権も寄贈
・自身の口座に寄せられた募金は1円残らず全額をNYの国連ユニセフへ送っている
・世界ふしぎ発見のトップ賞や1年間に着た衣装を毎年チャリティバザーで売り払い日本の孤児のための家を3軒建てた
・「女性への教育について、せめて難民キャンプの中だけでも許可してほしい」とアフガニスタンでイスラム原理主義組織タリバンとの直接交渉に赴き許しを得た
・ボスニア視察で地元警察に言いがかりをつけられバスを5時間足止めされたとき緊迫する車内で老婆役の芝居をしてスタッフやみんなを笑わせて和ませた
・−25℃の極寒のアフガニスタン視察で、トラックは空爆にあうから・・・と、ロバを1000匹チャーターして国内避難民160万人のために毛布と栄養食を届けた
・視察先で地元の子供たちがサッカーをして遊んでいて誤って地雷原にボールが入ってしまった際、地元民が誰ひとり近づこうとすらしない地雷原に何の躊躇もなく入っていきボールを取ってきてしまった
『25年の私の活動を通して、多くの人が途上国の現実がわかってくださるのであれば、少なくとも私が現地に行くことによって募金が集められるのなら、それでいいと思います。
自分は独身だし、何かあったら、そのときはそのときだと思っています。』
ソースはここ。
ちょっと凄いですね。
こういう人がチャリティを話してくれたら説得力があります。
ビートたけし
「24時間テレビから出演依頼がしつこく来てたんだけど全部断ってやったよ。あんな偽善番組は大っ嫌いだ。誰がなんと言おうと俺は絶対出ないから。ヨダレ垂らした芸能人どもがこの番組でめちゃくちゃ高いギャラ稼ぐくせにこれ以上貧乏人から金巻きあげんな。チャリティーって言うくらいならおまえら全員ノーギャラで出ろよ!コノヤロー!!」
ソース:ビートたけしのオールナイトニッポン
ペットボトルのキャップ8000個(200円)、ワクチン費用に ハウスメーカー社員らが集める
発展途上国の子どもたちにポリオ(小児まひ)ワクチンを贈ろうと、山形市のウンノハウス(海野林作社長)の社員が2日、ペットボトルキャップ約8000個を山形銀行本店営業部に託した。[動画付き記事 動画はコチラ]http://yamagata-np.jp/movie/file/kj_2010090200027.wmv
ウンノハウスでは昨年8月から設計プランナーの荒清人さん(48)=山形市山家町2丁目=が中心となり、社内に回収ボックスを設置。社員約50人や取引先に呼び掛け、キャップを集めてワクチン費用に充てる「エコキャップ運動」に取り組んできた。
この日は荒さんら3人が山形市の山形銀行本店を訪れ、鈴木俊伸常務本店営業部長に手渡した。荒さんは「これだけの量を集めることができ、人とのつながりの大切を学んだ」と話していた。同社は今後も活動を継続していく。
山形銀行と東北芸術工科大は社会貢献活動の一環として昨年7月からエコキャップ運動に取り組んでおり、キャップ800個で1人分のワクチン代(20円)になる。
これ、8000個集めて200円です。
労力とか考えたら、もっと他のことができたのではないかとも思いまし、お金の大小が問題ではなく、チャリティーをする気持ちをわかってもらうことが重要かも知れません。
日頃チャリティなんてしたことがなかった人に対しての広報にはなります。なりますが、集めた蓋が200円というのはきついのではないでしょうか。
チャリティは難しいですね。