ほとんど事前のリサーチなしで観に行った映画「Inception(インセプション)」。
夢か現実か分からない映画というぐらいしか思っていなかったので、とても分かりやすいSFで最後のどんでん返しがどうなるかを考えながら見ればいいぐらいに思っていた。
ところが、出だしの音楽から違っていた。
どこかの海。
流れ着いたようにぐったりした男が倒れこんでいた。
ズボンにはピストル。
男は、主役のドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)だった。
連れられて行ったところにいたのが、サイトー(渡辺謙)。
ここから既に夢なのか現実なのかか混在した世界が始まる。
夢の中に現実を植え付ける。
夢の中にいる人にとっては、そこが現実。
ストーリーは、この仕事の依頼人サイトーから、ライバル企業を解体させるためにオーナーの息子に夢を植え付けるというのが縦糸になり、コブの家族のことが横糸になって進む。
夢を乗っ取るために集まったのが、依頼人のサイトーを含めて6人。
夢の世界をどんどんつくっていくところはかなり面白い。
ただし、事前のリサーチがなかった僕は、追うのが精一杯になる。
夢の中の夢、またその中の夢と複雑になっていき、夢と夢の境目がどんどんクロスオーバーされる。
そしてクライマックス。
このクライマックスが、僕には全く分からなかった。
もう一度見ないといけない映画です。